山道でマウンテンライオンに襲われかけた!必死に逃げる動画が恐ろしい
アメリカ・ユタ州の男性がハイキング中、マウンテンライオン(ピューマ)に遭遇した。男性は5分近く後退りで逃げながら、何とその猛獣をスマホで撮影。現実の緊迫感が伝わる動画が拡散され、海外ニュースメディアも取り上げている。
追われる恐怖が伝わる動画
今月13日、ユタ州ソルトレイクシティに住むJared Smithさんは、同州ビッグ・コットン・キャニオンのハイキングコースでマウンテンライオン(別名ピューマ、クーガー)に遭遇した。
突然山道に現れたマウンテンライオンは、6〜9メートルほどの距離を開けて彼を追跡し続け、隙を見せると襲いかかる素ぶりを見せたという。後に海外メディアのインタビューを受けたSmithさんはこう話す。
「それは、私がハイキングコースの道を急いで戻っている時でした。車を停めた駐車場まであと1マイル(約1.6km)というところだったと思います、道を外れた横の方から何か聴こえたんです」
そうしたらマウンテンライオンが現れ、Smithさんは下の動画のように後を追われるハメに。
「マウンテンライオンは、時折、飛びかかって来ようとしたり、牙を剥いたり、こちらに猛ダッシュするような様子を見せたりしました」Smithさんはこう続ける。「そういう時の私の声が、掠れているのが分かると思います。恐かったからです」
動画中、彼が繰り返し口にしているのは、「僕はどこかに行くよ、約束する、君の邪魔はしないから(I am going away, I promise I am not going to bug you)」という言葉だ。
実際に彼が追いかけられたのは5分以上だったそう。結局マウンテンライオンは、道を外れて林の中に消えた。
後ろ歩きで逃げたのは正解
Smithさんは、後ろ歩きで逃げ続けたと言っているが、それは正解だったようだ。ユタ州政府で野生動物保護を担当するFaith Heaton Jolleyさんという人が、メディアにこう話している。
「彼(Smithさん)は、基本的に、我々が推奨していることを全て行なっています。それは、自分自身を大きく見せることや大きな声で喋ること、目を逸らさずアイコンタクトを取り続けること、そしてゆっくり後退することです。背中を向けて走って逃げると、マウンテンライオンのような動物は、本能的に追いかけて襲うことがあります」(了)
出典元:NDTV:Terrifying Video Shows Hiker Trying To Run From A Mountain Lion(5/18)
出典元:Idaho6 News:Family, wildlife officials react to Utah man’s cougar encounter(5/16)