体重270kgもある巨大なカメを保護、無事海へ帰る【アメリカ】
アメリカで巨大なカメが、干潟で動けなくなっているのが見つかり、保護された。
干潟で動けなくなっていた
そのカメとは600ポンド(約272kg)もあるオサガメで、体の大きさは約1.5mもあったという。
しかし先日、マサチューセッツ州の町、ウェルフリートを流れるヘーリング川の岸辺で、動けない状態で発見された。
そして10月10日には、3つのボランティア団体から人々が現場に駆けつけたそうだ。
その後、彼らは国際動物福祉基金とボストンのニューイングランド水族館に連絡。オサガメは一旦、プロビンスタウンにある水族館へ運ばれることになる。
水族館へ運ばれ、海へ帰る
水族館ではオサガメの健康状態が調べられ、良好であることが確認された。
そのためこのカメは、近くの砂浜へ運ばれ、人々が見守る中、海へと帰されたという。
This week, IFAW joined @MassAudubon & @NEAQ to assist in the rescue of an endangered leatherback sea turtle who was discovered stranded alive. Luckily, the team was able to act quickly & transport the animal to a location where he could be safely released into deeper waters. 🐢🌊 pic.twitter.com/diZyGTnSlt
— ifaw (@ifawglobal) October 13, 2021
このオサガメには識別タグが取り付けられ、研究者は今後30日間、生存を確かめることができるそうだ。
また取り付けられた音響タグにより、今後数年間、カメの移動パターンを追跡することができるとも言われている。
水族館のアンダーソン・キャボット海洋生物センターの研究員であるのKara Dodge博士は、次のように語っている。
「このオサガメはウェルフリートの干潟で方向感覚を失ったと思われますが、この素晴らしい(ボランティアの)仲間たちが一丸となって救助活動を行ってくれたおかげで、生き延びることができると楽観的に考えています」(了)
出典元:The Boston Globe:Giant leatherback turtle returned to the sea in Provincetown(10/12)