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11月19日は、今世紀で最も長い時間続く「部分月食」が出現

11月19日は、今世紀で最も長い時間続く「部分月食」が出現
Twitter/Holcomb Observatory

今月の19日には、部分月食が起こり、日本でも長い時間、眺めることができるという。

 

食の最大は18時頃

 

そもそも月食とは、太陽と月の間に地球が位置し、それにより地球の影が月を覆う状態を指す。

 

国立天文台によれば、11月19日の月食は「部分月食」だが、月の大部分が地球の影に覆われるという。

 

日本では「部分月食」の始まりは16時18.4分、月が最も影に覆われる食の最大は18時02.9分。そして19時47.4分には、月が地球の影から逃れ、月食が終わるそうだ。

 

北海道や東北地方北部を除く地域では、月食の始まりは、月が欠けた状態で空に昇ってくる月出帯食となるという。

 

「皆既月食」の場合には、食の最大の頃には月が赤銅色になるケースが多く、部分月食ではその色が現れにくいと言われている。

 

ただし今回の月食は大部分が暗く覆われるので、影の部分が色づいて見えるかもしれないそうだ。

 

580年間で最も長い部分月食

 

NASAによれば、今回の部分月食は、3時間28分23秒続くという。

 

実は2018年にも部分月食が起きているが、この時の時間は最大で1時間43分だったとか。

 

このためアメリカ・インディアナ州のButler大学内にあるホルコム天文台は、今回の部分月食は580年間で最も長く続くものになるだろう、と述べている。

 

 

また国立天文台によれば、今回の月食は、日本では特に前半で月の高度が低いため、東の空が開けた場所で観察した方がいいという。(了)

 

 

出典元:国立天文台:11月19日は部分月食(2021年11月)(11/5)

出典元:METRO:Get ready for the longest partial lunar eclipse of the century this week(11/15)

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