ガソリン缶に頭がはまった子熊を目撃、人々が危険を冒して救助
ロシア東部のシベリアで、ガソリン缶を頭からかぶったヒグマの子供が見つかり、人々の協力によって救助された。
通りすがりのドライバーたち
そのクマの子供は、モスクワの東、約7500kmに位置するサハ共和国、ネリーグランスキー地区のベルカキット付近で、目撃されたという。
どうやら食べ物を探していたところ、ガソリンの缶の中に頭を入れてしまったらしく、抜け出せなくなっていたそうだ。
この様子を目撃した通りすがりのドライバーたちは車を止め、子熊を助けるために協力したという。
クマの両手には鋭い爪
このクマは生後1年前後と思われたが、立ち上がると大きく、救助するといってもドライバーたちにとって危険な行為であることに変わりはない。
実際に頭が缶の中に入っているため、牙で襲われることはないが、両手の鋭い爪は残っていた。
そこで人々はロープを使い、やがて子熊を道路脇の衝突防止柵に追い詰め、より容易に接近できるようにし、何とか皆で力を合わせて、ガソリン缶を引き抜くことに成功した。
しかし同時に勇敢なドライバーたちは、自由になったばかりのクマが光に慣れて追いかけてきたり、襲ってきたりするのを恐れて、すぐに逃げ出したという。その様子がこちら。
In Yakutia, drivers rescued a bear stuck in a fuel tank.
In the Neryungrinsky district, a year-old bear wandered near the highway with a canister on its head, periodically crashing into a roadblock. It took ten pairs of hands to free it.#Ukraine #poland #russia #breakingnews pic.twitter.com/XESOdank0S— Mateusz Sobieraj (@MateuszSobiera3) June 12, 2022
ただ結局、クマを救助した人全員がケガをすることなく、避難できたという。(了)
出典元:MailOnline:Moment passing drivers rescued wild brown bear cub that had petrol can stuck on its head after they spotted it struggling by side of road in Siberia(6/12)