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口から缶が取れなくなったホッキョクグマ、人に助けを求める

口から缶が取れなくなったホッキョクグマ、人に助けを求める
Twitter/Dani

ロシアの北極圏の町で、ホッキョクグマが人に助けを求める映像が撮影された。

 

住民が缶を外そうと試みる

 

その姿が撮影されたのは、ロシア北部のディクソンという町。この町に先日、缶に舌が絡まり、口から取れなくなったホッキョクグマが現れたという。

 

ホッキョクグマは缶のせいで食べ物が食べられず、飢えていたようで、やがてその地域に住んでいる人に助けを求めたそうだ。

 

実際にSNSに投稿された動画にも、ホッキョクグマが家屋に近づき、住民がクマの口から缶を外そうと試みる様子が映っていた。(下の動画には「センシティブな内容が含まれている可能性」と表示されていますが、問題なくご覧いただけます)

 

獣医が鎮静剤を打ち、治療

 

しかしこの時、クマの舌が缶の深くまで入り込んでいいたため、結局取れなかったという。

 

その後、現地に獣医が到着。ホッキョクグマに鎮静剤を打ち込み、意識を失っている間に、口から缶を取り除くことに成功したそうだ。

 

 

このホッキョクグマはメスで、体重は80kgから90kg。その後、獣医はクマの舌の治療も行った。

 

今後は、数日間観察した後、魚を与えて人間の住む集落から遠ざけ、自然の生息地に戻す予定だとされている。

 

通常は人間に近づくことはない

 

専門家によれば通常、ホッキョクグマはこのように人間に近づくことはないが、今回のクマは飢えから絶望的になったと考えられるという。

 

獣医が到着する前に、この動物は飢えと渇きから後ろ足を震わせていたそうだ。

 

またこのホッキョクグマは食べ物を探しているうちに、ゴミ捨て場でブリキ缶を見つけ、このような事態になったと考えられている。(了)

 

出典元:MailOnline:Starving polar bear pleads for human help in Arctic outpost after getting its tongue stuck in a tin can, preventing it from eating(7/21)

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