ニューヨーク市の公園にワニを発見、寒さで元気がなかった模様
アメリカ、ニューヨーク市の公園にある湖で、ワニが見つかり、多くの人を驚かせたという。
体長約1.2mのワニを捕獲
そのワニが発見されたのは2月19日、場所はニューヨーク市ブルックリンにあるプロスペクト公園の湖とされている。
ワニの体長は4フィート(約1.2m)で、公園の管理スタッフが19日の朝にワニに気づき、捕獲したという。
しかしワニはもともと熱帯地方に生息している動物のため、公園管理局は「(ワニが)非常に元気がなく、寒冷ショックを受けた可能性がある」と述べている。
捨てられたペットの可能性
公園の職員に回収された後、このワニは一旦治療のためにニューヨークのアニマルケアセンターに搬送され、その後ブロンクス動物園に運ばれたそうだ。
このワニによって、ケガを負った人などはいないと見られ、またどのようにして湖で暮らすことになったのかも、明らかになっていない。
ただ公園管理局は、このワニが捨てられたペットだと考えており、広報担当者も次のように述べている。
「これが原因で公園に行く人が危険にさらされる可能性があったことに加え、非固有種の動物や望まれないペットを放すと、在来種の排除や不衛生な水質につながる可能性があります」
アメリカ南東部、特に温暖な気候のフロリダ州などでは、ワニを目撃することがあるが、ノースカロライナ州以北ではワニは生存できないと言われている。
またニューヨーク市の公園内で動物を放つことは違法であり、パークレンジャーは毎年約500件の捨てられた動物の報告に対応しているという。(了)
出典元:ABC News:Alligator found in lake in New York City park(2/21)
出典元:METRO:Large 4-foot-long alligator found in New York City park(2/20)