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この時期になると目撃情報が増えるある生物をご存じだろうか。アリのような頭に、奇妙で大きな身体を持つ、こちらの生物だ。

Jerusalem cricket, I find it kind of neat🥰 but he fed it to chickens 😞 pic.twitter.com/z2cd8qkDow

— Maryna Oleksina (@maryna_oleksina) September 12, 2023

あだ名はポテトバグ（ポテト虫）

この生物はエルサレムクリケットと言う名前の夜行性の虫だ。アメリカと一部のメキシコに生息している。羽は持たず、穴を掘るため頑丈な脚を持つ。皮製品や薄いプラスチックなら引き裂いてしまう強固なあごで、攻撃されたと感じたらヒトを噛むこともあるそうだ。

腐った根菜が好物で、ポテトの近くで発見されることが多いため、ポテトバグとも呼ばれている。

エルサレムでもクリケットでもない

この生物はエルサレムクリケットと言う名前でありながら、イスラエルのエルサレムとは何の関係なく、クリケット（コオロギ）科でもない。

クロギリス科なのでカマドウマの仲間だ。コオロギのように羽はないが、こちらの動画のように、胴体を動かして音を立て、交尾相手を探すのだという。

エルサレムと言う名前については諸説あるが、驚いた時に使われていた世俗的な言葉が元になっているとも言われている。

詳しい理由はわからないが、9月に発見されることが多く、奇妙な姿とヘンな名前が人々の好奇心を刺激している。（了）

出典元：Montana’s Official State Website「Dark Jerusalem Cricket」

出典元：Wikipedia「Jerusalem cricket」