トランプ大統領の英訪問で抗議デモが巨大化、参加者が10万人に膨れ上がる


イギリスを初めて公式に訪問したトランプ大統領。しかし各地では彼に抗議する大規模なデモが行われ、多くの人々が集まったという。

 

「トランプは歓迎されない」

 

7月13日の午後(現地時間)、ロンドンでは10万人(主催者発表※25万人という数字も)のデモ参加者がトランプ大統領に抗議するため、中心部のリージェント通りを行進。その後、観光名所のトラファルガー広場に集まったという。

 

参加者らはトランプ大統領の厳しい移民政策や、過去の人種差別的で女性蔑視的な発言、さらに気候変動へのアメリカの対応に反対するプラカードを掲げていたそうだ。

 

またプラカードには「トランプは歓迎されない」や「人種差別主義者、トランプ」「壁を作るのではなく、愛を育め」といった内容も書かれていたとか。

 

そして大規模なデモの写真や映像はネット上でも多く投稿され、抗議する人々を応援するメッセージなども寄せられた。

 

 

しかもこれだけではない。デモではトランプ大統領に向かい、「恥を知れ!」とシュプレヒコールが上がったり、パレスチナ政策に抗議するため、パレスチナの国旗が掲げられたりする場面もあったそうだ。

 

「トランプベイビー」も浮かべられる

 

また先日、話題となった「トランプベイビー」と呼ばれるバルーンも、実際に議会議事堂前に浮かべられたという。

 

ただしこのバルーンの打ち上げには賛否両論があり、「失礼だ」という反対意見もあったと言われている。

 

この風船を作り上げた1人、Kevin SmithさんはAP通信の取材に対し、次のように語っている。

 

「このようにし続けること、デモを組織するためにコミュニティが一体となること、またアメリカだけでなくヨーロッパでも見られる、右派のポピュリズム(大衆迎合主義)や外国人恐怖症に対して立ち向かう方法を考え出すことが、人々が必要としていることなのです」

 

人権NGO団体も横断幕を掲げる

 

また世界最大の人権NGOである「アムネスティ・インターナショナル」のメンバーも、トランプ大統領がロンドンに到着する前日、アメリカ大使館が近くにあるヴォクスホール・ブリッジに横断幕を掲げたという。

 

横断幕は15mに及び、そこにはトランプ大統領の写真がプリントされ、「人権に対する悪夢だ」と書かれていたそうだ。

 

 

さらにネット上ではトランプ大統領を揶揄するフォトショップも登場している。

 

 

イギリスではこのようなデモが、ロンドンの他に40以上の都市で行われたそうだが、これほど多くの参加者が集まるとは、このことはイギリス国民の人権や差別に対する意識の高さを物語ると言えるに違いない。(了)

 

出典元:ABC News:‘Trump baby’ blimp hovers over London’s Parliament in mass protests of his visit(7/13)

出典元:Amnesty International UK:Trump UK visit: activists to unfurl giant ‘human rights nightmare’ banner on Vauxhall Bridge opposite US Embassy in London(7/6)