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イスラエルのベン=グヴィル大臣、ガザ地区への支援物資の搬入停止を要求

イスラエルのベン=グヴィル大臣、ガザ地区への支援物資の搬入停止を要求
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イスラエルの極右政治家で、国家安全保障大臣のイタマル・ベン=グヴィル氏は、ガザ地区への支援物資搬入を完全に停止するよう呼び掛けた。

 

停戦交渉も「降伏に等しい」と非難

 

ベン=グヴィル大臣は、イスラエルの「ラジオ103FM」でのインタビューにおいて、ガザ地区への全ての燃料や、支援物資搬入の全面停止を求めたという。

 

さらにベン=グヴィル大臣は、「ハマス」との人質および停戦合意に向けた交渉継続を非難し、それはテロ組織への降伏に等しいと述べたそうだ。

 

先日、ベザレル・スモトリッチ財務相も、ガザ地区の子供たちを飢えさせるのは「正当かつ道徳的」だと述べていた。

 

これに対しEUの外交政策責任者であるジョセップ・ボレル氏は8月12日、「X」において、これら2人の極右大臣を非難。イスラエルの過激な行動に対して、制裁を科すよう要求し、次のように投稿した。

 

「私はイスラエル政府に対し、戦争犯罪を犯すよう煽動する行為から明確に距離を置くよう求め、アメリカ、カタール、エジプトが推進する即時停戦交渉に誠意を持って取り組むよう求める」

 

 

またベルギーの開発協力大臣のカロリーヌ・ジュネ氏も、支援物資の停止は「戦争犯罪」に当たると強調。Xへの投稿で「このようにして彼らは平和的解決のあらゆる機会を妨害し、パレスチナ人とイスラエル人の安全を脅かしている」と非難した。

 

昨年以来、3万9897人以上が死亡

 

一方、ガザ地区では8月12日もイスラエル軍による攻撃が行われ、北部のガザ市にあるシェイク・ラドワン地区では住宅が空爆され、1人のパレスチナ人が殺害された。

 

またガザ市のザイトゥーン地区でも、イスラエル軍により集まっていた人々が空爆され、3人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

さらに南部のハンユニスにある病院も、子供を含む13人の遺体を受け入れたそうだ。死者の中には、自宅への攻撃で死亡した衛生兵1人と、2人の民間人が含まれていた。

 

ガザ地区中部のDeir el-Balahやマガジ難民キャンプでも、イスラエル軍の砲撃が繰り返し行われている。

 

ガザ地区のメディア局によると、昨年10月7日以降、ガザ地区では3万9897人以上が死亡し、そのうち1万6456人が子供で、1万1088人が女性だという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: US expects Gaza peace talks to proceed(8/12)

出典元:The Times of Israel:Ben Gvir says Netanyahu making a mistake with hostage deal ‘surrender,’ calls to cut aid to Strip(8/11)

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