キャロライン・ケネディ氏、親戚のロバート・ケネディ・Jr氏を痛烈に批判、「捕食者」と呼ぶ
元アメリカ駐日大使のキャロライン・ケネディ氏は、親戚であるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を批判する書簡を、上院議員らに送ったという。
指名承認を阻止するため手紙を送る
アメリカのトランプ大統領は昨年11月、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏(70)を保健福祉省のトップに指名した。
ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子であるロバート・F・ケネディ・ジュニア氏はワクチンに懐疑的で、科学者らが誤りだと指摘する健康情報を、人々に広めてきたことで知られている。
そしてジョン・F・ケネディ元大統領の長女であるキャロライン・ケネディ氏は先日、ロバート氏の指名承認公聴会に先立ち、彼を批判する書簡を、上院議員らに送ったという。
指名承認公聴会は1月29日に予定されており、キャロライン氏は、ロバート氏の承認を阻止する目的で、手紙を書いたと考えられている。
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「ワクチン反対運動」で金銭的な利益
キャロライン氏は書簡の中で、ロバート氏を「捕食者(プレデター)」と呼び、彼が権力の座に就いたら危険だと警告した。
キャロライン氏によれば、ロバート氏の「ワクチン反対運動」は、彼に金銭的な利益をもたらしており、彼の行動は偽善的だという。
またロバート氏は、親たちに子供たちのワクチン接種を勧めない一方で、実際には自分の子供たちにワクチン接種をさせていたそうだ。
しかもキャロライン氏は、ロバート氏がケネディ家の他の家族にも、「麻薬中毒の道」へと影響を与えたと主張している。
彼女はまた、父のジョン・F・ケネディ元大統領と叔父のロバート・F・ケネディも、従兄の行動に「うんざり」するだろうと手紙の中で述べたという。
書簡の冒頭でキャロライン氏は、従兄の政治姿勢について公にコメントすることには消極的だったが、ロバート氏が保健福祉省の長官に指名されたため、今は声を上げる「義務」を感じていると述べている。
ロバート氏は、トランプ大統領の閣僚人事の中で、最も物議を醸している人物の1人であり、共和党上院議員ですら同氏の反ワクチンへの姿勢に疑問を抱いているそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Caroline Kennedy calls cousin RFK Jr a predator ahead of confirmation hearing(1/28)