ドゥテルテ大統領の「ゲイが治った」発言、SNSの反応コメントが面白い
先日、日本を訪問したフィリピンのドゥテルテ大統領。彼が日本滞在中に発した言葉が、注目されている。
今の妻と出会って「治った!」
CNNによれば、ドゥテルテ大統領は5月30日に、東京で在日フィリピン人を前に演説。元妻のエリザベス・ジンマーマンさんと婚姻関係にあった当時は「多少ゲイ」だと感じていたと発言したという。
また現在のパートナーと出会ってからは「治った」と主張。「私はまた男になった! 美しい女性が私を治してくれた」「それからはハンサムな男を憎んだ。今は美しい女性の方を好む」と発言したそうだ。
日本や海外の反応とは?
この発言は海外のさまざまなメディアに取り上げられているが、日本のCNNのツイッターアカウントにも、大統領の人となりを理解した上での、ユニークなコメントが寄せられている。
「治ってよかった(笑)」
「新しい快感を知った。バイ(セクシャル)になった」ってことじゃないかな」
「ゲイは病気じゃないだろう」
「面白いな この人やっぱり」
「治るんだ。えっ、治る?」
「そうか、治るということは・・・また(ゲイに)罹るかもしれないなw」
「治るものなの?w流石だ」
「普通はアッチの世界を知っちゃったらもうコッチ側には 戻れないんだけどね」
「んなわけねーだろー。いい加減にしろ」
「ホモは治療すべき!とか言っちゃうと問題になるから、このような言い方をしているんだろうな」
アメリカのNew York Postのフェイスブックアカントにも、次のようなコメントが寄せられている。
「それを、昨日のゲイ(Yestergay)と呼ぶんだ(笑)」
「彼が良くなって良かったね。神の祝福を(笑)」
「絶対、そんな風にならないよ」
「彼はトランプと同じように思い込みが激しい」
「それを、バイセクシャルというんだよ(笑)」
「直した?そんな発見聞いたこともない」
「僕は、彼がまだ100%直っていないと思うよ(笑)」
アメリカののHuffPosのツイッターアカウントには、次のような意見も。
「僕は今から宣言するよ、彼がクレージーだとね」
「そんな風に変わるわけないと思う」
「彼とトランプは同じ穴のムジナだね」
「彼は気が変になっている(笑)」
— Nicole (@Nic2176) 2019年5月31日
ドゥテルテ大統領は過激な発言やLGBT(性的少数者)に対する問題発言を行ってきており、過去の演説でも同性婚には反対だと明言。またフィリピンでは男女間以外の結婚容認は受け入れられないと述べてきたという。
しかし2017年にフィリピンのダバオで行われたLGBTカンファレンスでは、自分の任期中はLGBTの権利を守ると述べ、「われわれは社会におけるあなた方の重要性を認識している」と強調したそうだ。
これに対して日本のCNNのツイッターには、「勘違いゲイっぽいけど権利を守ってくれるなら結果オーライ」というコメントも寄せられている。
ただ一方で麻薬撲滅のための捜査権の拡充や、それに伴う人権状況は悪化しており、同性愛に関する意見も常に変わっていると指摘する声もあるという。(了)
出典元:CNN jp:フィリピンのドゥテルテ大統領、「かつてはゲイだった」が「治った」(6/3)