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パレスチナを擁護したハリウッドの大女優、エージェントから契約を切られる

パレスチナを擁護したハリウッドの大女優、エージェントから契約を切られる
X_New York Post

アメリカの有名な女優が、親パレスチナの集会に参加して発言したことで、エージェント会社から契約を解除されてしまった。

 

「洗脳から離れようとしている」

 

その女優とは、スーザン・サランドンさんだ。オスカーの受賞歴もある彼女は11月17日、ニューヨーク市で開催された、親パレスチナの集会に参加。

 

イスラエルと「ハマス」の紛争が続く中、パレスチナ人を支援する声を上げ続けるよう、集まった人々に対して訴えたという。

 

またサランドンさんは、「人々は疑問を抱き、人々は立ち上がり、自らを教育し、子供の頃に始まった洗脳から離れようとしている」と発言。

 

参加者に対しても「強くあれ、辛抱強く、明確に、勇気を持って声を上げる人と、共に立ち上がろう」と促したそうだ。

 

しかしその後、彼女がエージェント契約しているハリウッドの芸能事務所「UTA(United Talent Agency)」は、サランドンさんをクライアントから外したと明らかにした。

 

映画を降板させられたケースも

 

サランドンさんは、ニューヨーク市で少なくとも2回の親パレスチナ集会に参加してきたという。

 

17日の集会では、パレスチナ人への支援を求める一方で、集会に参加してくれた、ユダヤ人コミュニティの人にも感謝の言葉を述べていたという。

 

このようにイスラエルと「ハマス」との紛争に対する姿勢により、影響を受けている人は他にもおり、先日はハリウッドの大手エージェンシー「CAA」の取締役も、パレスチナを擁護したとして批判され、辞任したという。

 

また映画『スクリーム VI』の主演女優だったメリッサ・バレラさんも、新作映画『スクリーム VII』で主演を務める予定だったが、11月21日に製作会社「スパイグラス」によって降板させられたという。

 

「スパイグラス」はメディアに対し、バレラさんのソーシャルメディアへの一部の投稿が、反ユダヤ主義的と解釈されたため、彼女を映画から降板させたと語ったそうだ。

 

 

バレラさんは自身のインスタグラムで、パレスチナへの支持を表明しており、イスラエルが「大量虐殺」を犯し、「ハマスを破壊するという口実のもと、罪のないパレスチナ人や母子を残忍に殺害している」と投稿。

 

さらに「西側のメディアは(イスラエル)側だけを報道している。なぜ彼らはそんなことをするのか?(略)これ以上の憎しみは必要ありません。私は、イスラム恐怖症ではありません。反ユダヤ主義でもありません」と述べていた。(了)

 

出典元:The Guardian:Susan Sarandon dropped by talent agency after remarks at pro-Palestine rally(11/21)

出典元:CNN:Susan Sarandon is no longer represented by UTA after comments made at pro-Palestinian rally(11/21)

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