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駐車違反の罰金は収入に応じて決められるべき?米の市議会で議論

駐車違反の罰金は収入に応じて決められるべき?米の市議会で議論
flickr_Paul Sableman

アメリカのマサチューセッツ州のある市で、駐車違反の罰金制度について議論が行われた。

 

市議会でヒアリングが行われる

 

マサチューセッツ州にあるボストン市議会は、2月26日の午後、新しい条例を議論するために招集されたという。

 

その議論された条例の中には、駐車違反での収入に応じた罰金に関するものもあったそうだ。

 

この議題に関し公聴会を開くよう求め、2月24日にツイッターでこのアイディアについて語ったJulia Mejia市議会議員は、次のように語っているという。

 

「私は収入に応じた、駐車違反の切符を導入しようとしています。つまり収入の低い家族は、もはや駐車違反の罰金を支払うか、それとも自分たちの食べ物を優先するかを(天秤にかけ)、決める必要がなくなるのです」

 

2018年では138万の違反切符を発行

 

その公聴会では、2018年にボストン市が138万の違反切符を発行し、610万ドル(約6億6000万円)の罰金を回収したことが報告されたという。

 

また同じ年には、パーキングメーターのある場所に決められた時間以上に駐車していた場合などの罰金の価格体系が、25ドル(約2690円)から40ドル(約4300円)に変更されていたことにも言及。

 

一方、議員の報告では、フードバンクの団体の調査で、マサチューセッツ州東部における食料を満足に買えない人々が、平均すると1人につき週の予算が21.21ドル(2280円)も不足していることも指摘されたそうだ。

 

現在、ボストン市における駐車違反の罰金の範囲は15ドル(約1600円)から120ドル(約1万3000円)。また支払いが遅くなれば、罰金がさらに高くなると言われている。(了)

 

 

出典元:ABC News:New proposal for income-based parking ticket fines in Boston(2/27)

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