ドイツのメルケル首相、接触した医者がコロナ陽性と判明し、自主隔離へ
ドイツのメルケル首相が、自主隔離に入ることを決断し、今後自宅で仕事をこなすことになった。
接触した医者に陽性反応
CNBCによれば、ドイツのメルケル首相は3月20日の午後にある医者から、肺炎球菌のワクチンを処方されたという。
そして3月22日に開かれた記者会見の後、その医者が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことを知らされたそうだ。
このためメルケル首相は、ただちに自宅で自ら隔離することを決断。今後は首相としての仕事を自宅で取り組むこととした。
今後も検査は継続
首相のスポークスマンであるSteffen Seibert氏によれば、メルケル首相には今後数日間、定期的に検査が行われる予定だという。
メルケル首相は22日、新型コロナウイルスの拡散を防ぐため、今後2週間は2人より多いグループ(3人以上)が公の場で会うことを禁止した。
首相はその際「この目的は、ウイルスと戦う時間を稼ぐことです」と語っている。
ドイツでは感染者が2万人以上
ドイツ国内での新型ウイルスの感染者は2万3000人以上、少なくとも92人が死亡しており、ヨーロッパでも大きな影響を受けている国の1つとされている。
このためドイツは現在、フランスやスイス、オーストリア、デンマーク、ルクセンブルクとの国境を一時的に封鎖しているという。
しかしパンデミックが広がるにつれ、メルケル首相のような国のリーダーらがウイルスに感染した場合、重要な政府の機能に影響を与えることが懸念されている。(了)
(了)
出典元:CNBC:Chancellor Angela Merkel in quarantine after contact with doctor who tested positive for coronavirus(3/22)
出典元:sky news:German Chancellor Angela Merkel in quarantine after a doctor tests positive for coronavirus(3/22)