台湾の外交部が日本へ感謝、海外に取り残された市民の帰還を日本が支援
新型コロナウイルスの影響で、海外に多くの国民が取り残されていることが大きな問題の1つになっているが、先日台湾政府から日本に対して感謝の言葉が贈られた。
海外に取り残された台湾の人々
台湾の外交部は4月4日、新型コロナウイルスによりインドやフィジーで取り残されていた自国民、25人が無事に帰国できたと報告。
この帰還が実現できたのは、日本政府やインド政府のおかげだとして感謝の言葉を述べた。
実はインド全土では3週間に及ぶロックダウンが続いており、17名の台湾の人々が取り残されていたが、4月1日及び3日、4日に無事台湾へ到着したそうだ。
また残りの8人も南太平洋にあるフィジー国内で足止めされていたが、その島を離れ、帰国することに成功したという。
A charter flight organized by @EOJinIndia landed in #Tokyo with 12 #Taiwan nationals on board before a homeward flight to #Taipei. Thanks @JapanGov & the #India government for making it happen. #COVID19 may shut borders, but like-minded countries will continue working together. pic.twitter.com/sBHSEUxfPV
— 外交部 Ministry of Foreign Affairs, ROC (Taiwan) 🇹🇼 (@MOFA_Taiwan) April 2, 2020
在インド日本国大使館が手配した臨時便が東京に到着しました。同乗させて頂いた台湾人12人は別機に乗り換え、順次帰国しています。
この計画を実現してくれた日本及びインド政府に心から感謝します。#COVID19 が国境を閉鎖させても、国を超えた協力の扉が閉ざされることはありません。#台日協力— 外交部 Ministry of Foreign Affairs, ROC (Taiwan) 🇹🇼 (@MOFA_Taiwan) April 2, 2020
日本の大使館が航空会社に許可
インドからの台湾人の退去は、在インド日本大使館の支援によって行われたという。
日本大使館は日本の航空会社に対して、台湾の人々が空席に座れるよう許可を出し、その結果、彼らは一旦東京へ到着。その後乗り換えて、台湾へと帰国した。
また最近日本では海外からの渡航制限を厳しくしているが、その影響で「フィジー・エアウェイズ」も東京へのフライトをキャンセルし、台湾の人々も取り残されることに。
しかしなからこの問題を解決するため、日本と台湾、フィジーの3カ国で協議が重ねられ、特別機が飛ぶこととなる。
そして8人の台湾人が東京へ到着することができた。台湾の外交部は、これからも母国へ帰りたいと願う市民に注意を払い続けると述べている。(了)
出典元:Taiwan News:Taiwan thanks Japan and India for helping 25 citizens leave India and Fiji(4/4)