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英領の「バルバドス」が共和制へ移行、国家元首が女王から大統領に

英領の「バルバドス」が共和制へ移行、国家元首が女王から大統領に
Twitter/The New York Times

カリブ海にある島国「バルバドス」が共和制へ移行し、先日セレモニーが行われた。

 

大統領が就任し、国家元首となる

 

「バルバドス」は最も古いイギリスの植民地の1つで、1966年に独立するも今まで英連邦に属し、エリザベス女王を国家元首としてきた。

 

しかし11月29日、首都のブリッジタウンで独立55周年を記念した式典が行われ、サンドラ・メイソン女史が大統領に就任、世界で最も新しい共和制国家となった。

 

サンドラ・メイソン女史(72歳)は2018年から島の総督を務めていたが、10月に議会で投票が行われ、次期大統領に指名された。そして今回、彼女はエリザベス女王に代わって、バルバドスの国家元首となった。

 

今後も英連邦にとどまる

 

「バルバドス」はかつて、200年以上にわたって大西洋を横断するための奴隷貿易の拠点となっていたという。

 

そして今回の共和制への移行により、数世紀にわたるイギリスの影響力に終止符が打たれることになる。

 

もっとも「バルバドス」は今後も、イギリスの植民地であった国と現在の保護領などからなる連合体、英連邦の一員にとどまるそうだ。

 

皇太子「奴隷制という残虐な行為」

 

式典では主賓のチャールズ皇太子がスピーチを行い、その中で「奴隷制という残虐な行為」を認め、次のように述べた。

 

「この島の人々は、過去の最も暗い時代、そして私たちの歴史を永遠に汚す奴隷制度という恐ろしい残虐行為から、並外れた不屈の精神で自分たちの道を切り開いてきました。解放、自治、独立が皆さんの道標でした。自由、正義、自決があなた方の導き手でした」

 

また皇太子は、憲法が変わっても両国の結びつきは変わらないことを改めて強調。バルバドスの共和制への移行の瞬間を「新たな始まり」と表現したという。

 

さらにエリザベス女王もメッセージを送り、バルバドスの「幸福、平和、繁栄」を願うと伝え、バルバドスが自分の心の中で「特別な場所」であると述べたそうだ。

 

式典では、この国の出身である歌手のリアーナ(本名:Robyn Rihanna Fenty)さんも出席し、同国に誇りを持っていると述べた。また彼女はメイソン大統領から、国民的英雄として指名されたという。(了)

 

出典元:BBC:Barbados becomes a republic and parts ways with the Queen(11/30)

出典元:Sky News:Barbados: Prince Charles acknowledges ‘appalling’ history of slavery as island becomes a republic(11/30)

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