ドイツがウクライナへ「レオパルト2」の供与を決定か?複数のメディアが報じる
ドイツ政府が「レオパルト2」をウクライナへ供与をする決定を下したと、ドイツ紙などが報じている。
ドイツ政府の関係者はコメントしていない
ドイツ紙の「シュピーゲル(Der Spiegel)」によれば、ドイツ政府のオラフ・ショルツ首相は、ウクライナに「レオパルト2」を送ることを決定し、ポーランドなど他の国にも再輸出を認める方向だという。
またアメリカ政府も、ウクライナに主力戦車の「エイブラムス」を供与する可能性があると報じている。
ただし現時点で、まだドイツ政府の関係者はコメントをしていない。
「レオパルト2 A6」を供与か?
「シュピーゲル」によれば、ウクライナへの戦車供与の決定は、「レオパルト2 A6」を製造している会社に関するもので、ドイツ連邦軍の在庫から供給される予定だという。
またスカンジナビア諸国(スウェーデンやフィンランドなど)もドイツと共に「レオパルト2」を供与する予定で、長期的にはより多くの戦車が使用できるよう改修される可能性があると報じている。
その上で供与は25日までに決定される見通しとし、ショルツ首相が供与の要請にイエスと答える可能性が高いそうだ。
また早ければ25日にも、ポーランドがウクライナに「レオパルト2」を送ることを承認する可能性もあるという。
米政府も「エイブラムス」の供与に傾く
一方、アメリカの「ウォールストリート・ジャーナル」紙は、バイデン政権がウクライナに戦車の「エイブラムス」を送る方向に傾いていると報じている。
また同紙によれば、ドイツ政府は自国の「レオパルト2」を「少量」送ることに同意し、それと同時に、ポーランドなどによるドイツ製戦車の再輸出も承認する可能性があるという。
ウクライナでは15人の高官が辞任
ウクライナでは1月21日以降、15人の高官が職を辞した。このうち6人は、ジャーナリストやウクライナの反汚職当局から汚職疑惑をかけられていた人物だとされている
同時にキーウ州やザポリージャ州、ヘルソン州などの5人の州知事も解任されたという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Germany to send Leopard 2 tanks to Ukraine, reports say — as it happened(1/24)