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エチオピアとエリトリアの国境開放、両国リーダーが共に歩き、国民も歓喜

エチオピアとエリトリアの国境開放、両国リーダーが共に歩き、国民も歓喜
Twitter/Yamane G. Meskel

和解への道が進んでいたアフリカのエチオピアとエリトリア。先日、ついに両国の国境が開かれたのをご存じだろうか。

 

セレモニーがテレビでも放映される

 

エチオピアのAbiy Ahmed首相とエリトリアのIsaias Afwerki大統領は9月11日、閉ざされていたDebay Sima とBureの間の国境を開いた。

 

この地は1989年から2000年にかけて両国の間で激しい戦闘が繰り広げられた場所とされるが、今回20年ぶりに国境の道路が開通することになったという。

 

また両リーダーはもう一つの国境地点、SerhaとZalambesaとの間の往来再開にも同意。国境開通を祝うセレモニーはエチオピアの国営テレビでも放映され、祝賀ムードに包まれたとか。

 

和解へのきっかけは新首相の誕生

 

もともとエリトリアは、エチオピアの1つの州に属していたが、1993年に独立。しかし民族意識の高揚に伴い、内陸国となったエチオピアへの港湾施設使用料や国境を巡る問題などから、20年に及ぶ緊張状態が続いていたという。

 

1998年に勃発した紛争ではエチオピアに占拠されていたパドメを、エリトリアが占領。その後も散発的に衝突が繰り返され、2000年に停戦するまでに両国で10万人が戦争に巻き込まれて亡くなったと言われている。

 

しかしエチオピアでは昨年、Abiy氏が新しい首相に就任。彼は「アフリカの角」と呼ばれる地域の政治情勢を変えるために改革を進め、和解への道を模索し続けてきた。

 

国境では両国兵士が地雷を撤去

 

Abiy首相は今年に入って、エリトリアとの国境付近での両軍のにらみ合いを停止するよう提案。そして7月9日には数十年に及ぶ両国の敵対関係に終止符を打ち、再び絆を取り戻すことに合意する。

 

その後、エリトリアはエチオピアにあった大使館を再開。先週、エチオピアも同様に大使館を設置したそうだ。

 

またエリトリアは海のないエチオピアのために港も開放し、船舶の寄港を許可、港へ行き来ができる道路の拡張を進めることに同意する。

 

さらに国境付近の住民によれば、最近両国の兵士が国境付近に埋設していた地雷の撤去も行ったという。

 

そして今回、ついに国境が開通したわけだが、両リーダーはエチオピアの新年を祝うため、兵士のいる国境で互いに並んで歩いたそうだ。また住民らも歓声を上げたり、抱き合ったりしたと言われている。

 

その様子はエチオピアの首相補佐官、Fitsum Arega氏のツイッターでも公開された。

 

 

今回のエチオピアとエリトリアの動きは世界から暖かく歓迎されており、両国がさらに発展していくことが期待されている。(了)

 

 

出典元:ABC Net:Ethiopia and Eritrea reopen their border for the first time in 20 years(9/11)

出典元:Reuters:Ethiopia, Eritrea reopen border points for first time in 20 years(9/11)

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