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「命が狙われている、気を付けろ」ベラルーシの大統領がプリゴジン氏に警告していた

「命が狙われている、気を付けろ」ベラルーシの大統領がプリゴジン氏に警告していた
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ベラルーシのルカシェンコ大統領は8月25日、国営通信社BELTAの取材に答え、以前プリゴジン氏に警告していたと明らかにした。

 

プリゴジン氏とウトキン氏に警告

 

ルカシェンコ大統領は以前、民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏に、「命を狙われる可能性があるので気をつけろ」と警告していたという。

 

もっともこの会話が。いつ行われたのかは明らかにされていない。ただルカシェンコ大統領は、プリゴジン氏と、「ワグネル」の創設に協力したドミトリー・ウトキン氏が訪ねてきた時、2人に対して「気をつけろ」と伝えていたそうだ。

 

また6月に「ワグネルの反乱」が起きた時も、ルカシェンコ大統領は、プリゴジン氏に対し「このままモスクワへ進軍すれば、死ぬぞ」と忠告していたが、彼は「死んでも構わない」と述べていたという。

 

その一方でルカシェンコ大統領は、プリゴジン氏が乗っていた飛行機が墜落した件については、「プーチン大統領の関与があったとは思わない」と述べている。

 

そして「ワグネル」の戦闘員が引き続き、ベラルーシにとどまることになると述べた。

 

「爆弾」による機内爆発で墜落か?

 

ロシアの捜査機関は25日、プリゴジン氏が乗っていたとみられるプライベートジェット機が墜落した現場から、10人の遺体とフライトレコーダーを回収したと明らかにした。

 

またロシア政府は、プリゴジン氏が命令によって殺されたとする西側の指摘について、「明らかな嘘」だと反論。まだプリゴジン氏の遺体も正式に確認されていないとし、検査結果を待つべきだと主張した。

 

一方、アメリカ政府の高官は、23日に墜落したプライベートジェット機は、機内爆発が原因であるとの見方を示した。

 

また機内爆発は、爆弾によって起きた可能性が非常に高い、との見解を示したという。

 

10月から「F-16」の飛行訓練を開始

 

アメリカ国防総省は24日、「F-16」戦闘機を使ったウクライナ人パイロットの飛行訓練を、10月に始めると明らかにした。

 

国防総省のスポークスマンであるパット・ライダー准将によれば、訓練は来月にパイロットが英語の訓練を受けた後に開始されるという。

 

飛行訓練は、アリゾナ州ツーソンにある「モリス空軍国家警備隊基地」で行われ、数人のパイロットと数十人の航空機整備員が訓練を受けることになるそうだ。

 

またロシア国防省は25日早朝、42機に及ぶウクライナのドローンがクリミア半島に飛来し、そのうち9機のドローンを防空部隊が破壊し、33機を電子戦によって制圧したと述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Ten bodies recovered from plane crash, officials say; Belarusian president says he warned Prigozhin – as it happened(8/25)

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