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G7外相会合、イスラエルに対し戦闘の一時休止を求める

G7外相会合、イスラエルに対し戦闘の一時休止を求める
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日本で行われたG7外相会合は共同声明を発表し、イスラエルに対し、戦闘の一時休止を求めた。

 

国際人道法の順守も求める

 

G7外相会合では11月8日に共同声明が発表され、ガザ地区を無差別攻撃しているイスラエルに対し、人道的観点から「戦闘の一時休止」を求めた。

 

これはガザ地区の市民に対し、必要な支援物資を届けるためであり、さらにG7の外相らは国際人道法を順守するよう求めたという。

 

また「ハマス」に対してはテロ攻撃を非難し、人質の即時解放を要求。ガザ地区の統治を巡っても、イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」が公正で永続的な平和への唯一の道だという認識で一致したそうだ。

 

カナダの首相の発言にも変化

 

カナダのジャスティン・トルドー首相は、すべての人質の解放とパレスチナ自治区への援助物資の輸送を可能にするため、ガザ地区での人道的観点から「大幅な(長期的な)」戦闘の一時停止を要求した。

 

カナダはこれまでも、イスラエルに対し一時的な「戦闘の停止」を求めてきたが、長期間にわたる「停止」を求めることは避けてきたそうだ。

 

一方、イタリアのグイド・クロセット国防相は8日、イタリア政府がガザ地区沿岸に病院船を派遣し、紛争の犠牲者の治療を支援する予定だと明らかにした。

 

紛争がガザ地区の妊婦にも影響

 

国連によれば、ガザ地区では多くのパン屋が物資の不足により、閉店を余儀なくされているという。

 

国連人道問題調整事務所(OCHA)は8日に最新情報を更新し、「燃料、水、小麦粉の不足と多くの被害により、ガザ地区北部で稼働しているパン屋はない」と明らかにした。

 

またガザ南部では、10月7日以来、11軒のパン屋が破壊されたそうだ。

 

人道支援機関の「ケア・インターナショナル」によれば、ガザ地区には約5万人の妊婦がおり、この1カ月で約5500人が出産予定だという。

 

しかしイスラエル軍の無差別攻撃により、母親たちは「耐え難い」状況に直面しており、彼女らが受けたトラウマは、母乳生産能力に影響を与える可能性があるそうだ。

 

カタールが仲介し、人質解放の交渉

 

現在、カタールが仲介し、アメリカと連携して、「ハマス」がガザ地区で拘束している10〜15人の人質を、人道的な戦闘休止と引き換えに解放する可能性について交渉が続いているという。

 

カタールはこれまでも、アメリカと連携し、200人以上の人質の解放をめぐり、「ハマス」とイスラエル当局との調停協議を主導してきた。

 

一方、イスラエル国防軍(IDF)のダニエル・ハガリ報道官は8日、「ハマス」がガザ北部の「コントロールを失った」と述べたそうだ。

 

またハガリ氏によると、現在停戦の話は出ていないが、イスラエル軍は特定の時間帯に人道的観点から、戦闘の一時休止を認めており、住民が南へ移動できるようにしているという。

 

さらにイスラエル軍はガザ市の奥深くまで、攻撃を強めており、ハマスの航空部隊と海軍部隊に大きな損害を与えていると述べた。

 

ガザ地区の保健当局は8日、これまでにイスラエル軍の攻撃により、4324人の子供を含む、1万569人が死亡したと発表。さらに2万6457人のパレスチナ人が負傷したと明らかにした。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: IDF says Hamas has lost control of northern Gaza; UN rights chief accuses both Israel and Hamas of war crimes(11/8)

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