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太陽に接近した彗星、崩壊する様子を撮影

太陽に接近した彗星、崩壊する様子を撮影
X_NOIRLab

昨年末、太陽に接近した彗星が崩壊しはじめ、その瞬間の画像がハワイにある望遠鏡によって撮影された。

 

昨年5月に発見された「C/2025 K1」

 

その彗星とは、2025年5月に小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)によって初めて発見された「C/2025 K1」だ。

 

そもそも神話のイカロスが太陽に近づきすぎて、蝋の翼を溶かしたように、彗星も太陽に近づきすぎると、しばしば悪影響を被るという。

 

そして昨年の11月、「C/2025 K1」は太陽に近づきすぎて、崩壊。その様子が、ハワイ島のマウナケア山にあるジェミニ北望遠鏡によって捉えられた。

 

3つに分裂する様子を捉える

 

「C/2025 K1」は昨年の10月8日、太陽から5000万kmの距離まで最接近。その際、この彗星が生き延びる望みは高くなかったという。

 

そして11月初旬、彗星の核は崩壊し始めたそうだ。この時、太陽の高温によって核からガスと塵のジェットが放出され(アウトガス)、これが太陽の重力と相まって彗星の構造を弱めていくという。

 

このように太陽に接近しすぎた彗星は、このまま太陽の裏側から二度と現れない場合もあるが、「C/2025 K1」は何とか再び姿を現したそうだ。

 

しかしやはり、11月11日から12月6日の間に崩壊は進み、ジェミニ北望遠鏡は分裂した3つの破片をはっきりと捉えていたという。

 

もう1つの彗星も太陽に接近中

 

また今年の1月13日に発見された「クロイツ・サングレーザー彗星(C/2026 A1)」も現在、太陽に向かって猛スピードで接近しているそうだ。

 

4月4日には太陽の表面から74万8000kmの距離まで接近し、もし危険な接近を乗り切れば、マイナス4等級、つまり金星とほぼ同じ輝きを放つと予想されている。(了)

 

出典元:Livescience:Dramatic death of Comet C/2025 K1 (ATLAS) caught on camera — Space photo of the week(2/7)

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