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イタリア人男性が新型コロナとサル痘、HIVに同時感染、珍しい症例を報告

イタリア人男性が新型コロナとサル痘、HIVに同時感染、珍しい症例を報告
Journal of Infection

イタリア人の男性が、新型コロナウイルスとサル痘、そしてHIVに同時に感染していたことが判明し、珍しい症例だとして報告されている。

 

コロナ陽性後、全身に水泡

 

そのイタリア人の男性(36)は6月16日から20日までの5日間、スペインに滞在した後、発熱、喉の痛み、疲労感、頭痛、鼠径部のリンパ節の腫れに見舞われたという。

 

男性は5日間の旅行中に、コンドームをつけずに男性と性行為を行い、旅行から帰った後、6月29日に先ほどの症状を発症したそうだ。

 

その3日後、男性は新型コロナの検査で陽性を示したという。(男性はすでにファイザー社のワクチンを2回接種していた)

 

またその日の午後には左腕に発疹が出始め、24時間以内に痛みを伴う小水疱が、胴体や下肢、顔面、臀部に現れたそうだ。

 

さらに発疹は広がり、膿を持った赤い丘疹となったため、彼はイタリアのカターニヤにあるサンマルコ大学病院の救急部門を訪れたという。

 

Journal of Infection

その後、サル痘やHIVでも陽性

 

医師は7月5日に男性を感染症科に移し、そこでサル痘の検査を行ったところ、陽性と判明。その後も、性感染症の検査を受けたところ、HIVに感染していることが判明した。

 

男性は2021年9月にHIVの検査で陰性と判定されたことが記録に残っており、医師は、HIV感染が「比較的最近」のようだと述べている。

 

またサル痘と診断されて3日目には、ほぼすべての皮膚病変が「かさぶた」に変わり始めたという。

 

7月11日になってもサル痘の陽性反応は出ていたが、新たな病変は発生していないため、男性は退院して自宅で隔離するように指示されたそうだ。

 

現在、世界で約100カ国、4万5500人以上のサル痘患者が報告されているが、今回は新型コロナやHIVと同時に感染することが分かり、珍しい症例として「Journal of Infection」において発表された。(了)

 

出典元:METRO:Man tests positive for monkeypox, HIV and Covid at the same time(8/25)

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