男性器の世界平均サイズ、最近の30年で24%伸びる:大学調査
アメリカ·スタンフォード大学やイタリアのヴィータ·サルーテサンファラエル大学など複数の大学の研究者たちが、共同で男性器のサイズについて広汎な調査を行った。
その結果、最近の約30年ほどで、平均の長さが24%も長くなっていることが分かった。論文が、医学雑誌「The World Journal of Men’s Health」に発表されている。
過去の研究論文から世界的にデータを収集
スタンフォード大学のMichael L. Eisenberg教授率いる研究者チームは、1942年から2021年にかけて発表された男性器(陰茎)についての75の研究論文を調べ、世界各地の男性(18才~86才)5万5761人のデータを集めた。
そこから男性器の長さ(萎れた状態/引き伸ばした状態/勃起した状態)の推移を調べたところ、約30年前と比べて勃起時の平均の長さが24%も伸び、12.27cmから15.23cmとなっていることが分かった。
伸びた理由は不明
近年、男性ホルモン(テストステロン)の減少や精子数の減少が報告されている。それを踏まえて「我々(研究者グループ)は、男性器の長さも同様の傾向にあると予想していました。しかし結果は逆でした」と、Eisenberg教授は言う。
約30年という(生物学的には)短期間のうちに、これほど長くなった理由については教授も見当がつかず、次のように話す。
「生殖系は人間の生命現象の中で最も重要なものの1つです。そこに、これほど急速な変化があるということは、我々の体に非常に強力な何かが起こっていることを意味します。今回の調査結果を再確認しないといけません。再確認できたら、原因を突き止めなければなりません」
この件を報じた海外メディアは、アメリカ·ベイラー医科大学Larry Lipshultz教授の仮説を紹介している。それによると、インターネットで見るポルノが少なからず影響しているらしい。勃起する機会が多くなればなるほど「組織がより伸長し、結果、長くなる」とのこと。(了)
出典元:Lad Bible:Average penis length has grown 24% in recent decades(2/15)
出典元:The World Journal of Men’s Health:Worldwide Temporal Trends in Penile Length:A Systematic Review and Meta-Analysis(2/15)