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スイスの企業が開発した2輪の警備ロボット、階段も荒地もぐんぐん進む

スイスの企業が開発した2輪の警備ロボット、階段も荒地もぐんぐん進む
Twitter/ETH Zurich

スイスの企業によって開発された警備ロボットの動画が、公開されている。

 

二足歩行と車輪による移動

 

開発を行ったのは、チューリッヒ工科大学のロボット工学ベンチャー企業「Ascento」社だ。

 

このロボットは、二足歩行と車輪による移動が可能で、コンピュータ、バッテリー、センサー、クラウドベースのAIを収容する「頭部」を備えているという。

 

しかも荒れた地形や段差、そしてオフロードタイヤで雪道も進むことができるそうだ。その様子がこちら。

 

鉄道車両基地などでテストを実施

 

このロボットは、スイスの警備会社「Securitas AG」のロボットガードとして導入され、鉄道車両基地を含む複数の現場でテストが行われているという。

 

また「Ascento」社は、自律型ロボットが、すでに6カ月以上にわたって現場を巡回し、セキュリティの強化や業務効率の向上を実現していると述べている。

 

「Ascento」社のCEO兼創業者のAlessandro Morra氏は、「平坦な地形も、障害物も、1段や2段の段差も乗り越えられますが、これは車輪と脚を使っているからです」と語る。

 

 

同社によれば、このロボット警備員によって、人が直接巡回するには多大な人手が必要な屋外の広いエリアを、1台で効率的にカバーできるようになるという。

 

ロボットは、赤外線カメラで人や車を検知し、360度カメラで周囲の映像を撮影。さらにコントロールセンターにいるオペレーターと生中継で通信することも可能だとされている。

 

「Ascento」社によれば、ロボットの価格は多くの要因に左右されるが、人間の警備員を雇うよりも安価になるという。(了)

 

出典元:TVP World:Future is nigh: Switzerland introduces robot guards(4/27)

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