月の水を検知する新しい装置を開発:オックスフォード大学
イギリスのオックスフォード大学の研究者が、月にある水を検知する装置を開発し、それが小型衛星に搭載された。
月の水がどう変化するか追跡可能
その装置とは、「Lunar Thermal Mapper」だ。これは熱を感知して画像で表せる装置で、最先端のカメラが搭載され、月の水の位置と量を特定するのに役立つという。
「Lunar Thermal Mapper」は先日、2024年に月へ向けて打ち上げられる小型衛星「Lunar Trailblazer」に搭載されたそうだ。
「Lunar Trailblazer」は、月の同じ場所を異なる時間帯に測定する予定で、月面の温度が上がるにつれて水が気体に変化するのか、温度が下がるにつれて水が霜のように堆積するのかを追跡できるという。
鉱物などを検知する装置と共に運用
そもそもオックスフォード大学の研究者らは、月の水を飲料水として浄化したり、燃料や呼吸可能な酸素に加工したりと、さまざまな方法で利用できると考えているそうだ。
そして「Lunar Thermal Mapper」は、同じく高解像度の装置「Volatiles and Minerals Moon Mapper(揮発性物質・鉱物ムーン・マッパー)」と組み合わせて、運用されるという。
オックスフォード大学物理学部のニール・ボウルズ教授は、これらの装置を「革新的」と呼び、次のように述べている。
「このミッションで得られたデータは、水がどのように地表を運ばれ、月の極付近の冷たい場所(罠)に、捕らえられる可能性があるのかを理解するのに役立つでしょう」
またイギリス宇宙庁のリビー・ジャクソン氏も、このミッションによって科学者たちが月の天然資源を利用することに一歩近づくことを期待していると述べている。(了)
出典元:BBC:Oxford University scientists’ camera to detect water on Moon(8/17)