テスラのロボット「オプティマス」が、バランスの難しいヨガのポーズを決める
ヨガのポーズで素晴らしいバランス感覚を披露する、テスラの人型ロボット「オプティマス」。その動画がX(旧ツイッター)で公開されている。
仕事の後にヨガでリラックスするロボット
テスラのXアカウントに投稿され、CEOイーロン·マスク氏もシェアしているその動画には、同社が開発中のオプティマスが色付きブロックの選別作業をする様子が映っている。
そして作業が終わると、「長い1日の仕事の後は、ストレッチの時間だ!」と、片足で立ってヨガのポーズ。
片足立ちするポーズは人でもバランスが難しく、初心者はグラグラしてしまうものだが、オプティマスはそこをピシッと決める。
Optimus can now sort objects autonomously 🤖
Its neural network is trained fully end-to-end: video in, controls out.
Come join to help develop Optimus (& improve its yoga routine 🧘)
→ https://t.co/dBhQqg1qya pic.twitter.com/1Lrh0dru2r
— Tesla Optimus (@Tesla_Optimus) September 23, 2023
1年前はヨチヨチ歩きだったが
イーロン·マスク氏は、2022年のイベント「Tesla AI Day」で、オプティマスのプロトタイプを披露している。
この時のオプティマスは、ステージ上をぎこちなく歩き、観客に向かって手を振るのがやっとだった。スタッフが常に寄り添い、自力ではステージから降りられず、スタッフに運ばれての退場だった。
それから比べると、今のオプティマスは格段の進歩を遂げたといえる。これは、同社がロボット開発者の求人を積極的に行なった結果らしい。
海外メディアによれば、特に注目に値するのはブロックの選別作業を行う能力なのだそう。オプティマスは視覚によって自分の手足の関節の位置を捉え、動きを調整するようになっている。そのため、見た状況に応じて瞬時に手足の動きを変えることができる。動画の中で、人がブロックの位置を変えても、すぐさま対応できているのはこうしたことが理由だとのこと。
オプティマスは今後さらに改良され、物流倉庫や工場などの労働者にとって代わるだろう、とマスク氏は言う。そうなった時の販売価格は、1体2万ドル(約300万円)ほどになるらしい。(了)
出典元:MailOnline:Downward facing BOT! Watch as Tesla’s humanoid robot Optimus performs yoga(9/25)