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新型コロナの治療薬、抗体カクテルが英や南ア由来の変異種にも効果か

新型コロナの治療薬、抗体カクテルが英や南ア由来の変異種にも効果か
Instagram/regeneron

現在、アメリカでは新型コロナウイルスのワクチン接種が進められているが、モノクローナル抗体が治療薬として変異種にも役立つ可能性が出てきた。

 

2つの変異種を中和化

 

アメリカの製薬会社「Regeneron」は1月27日、新型コロナの治療薬である「抗体カクテル(複数の抗体を混ぜたもの)」が、イギリスや南アフリカ由来の変異種にも効果が期待できると発表した。

 

この研究では、コロンビア大学と「Regeneron」の研究者がそれぞれ独立して調査を実施。その結果、これらの抗体が2つの変異種を中和化することに成功したという。

 

まだこの研究データは予備的なもので、他の研究者による査読が行われている最中だが、この薬は新しい変異種の出現にも有用なツールとなる可能性があるそうだ。

 

もっとも「Regeneron」の抗体は、ブラジル由来の変異種について、まだテストは行われていない。ただ同社では、この抗体カクテルはブラジル由来のものにも、似たような能力を維持するのが期待できるとしている。

 

別の製薬会社も有効だと発表

 

同じくアメリカの製薬会社「Eli Lilly」は1月26日、2つの抗体の組み合わせ(カクテル)は、重度の感染リスクがある新型コロナ患者に有効であると発表。治験の最終段階においても、死亡や入院のリスクを70%減らせると述べている。

 

「Regeneron」も同じ日に、モノクローナル抗体カクテルが予防的に使用され、ウイルスにさらされた可能性のある人々の感染を防ぐのに役立つという肯定的な初期結果を示した。

 

「Regeneron」のGeorge Yancopoulos博士も、「この薬が、活発な感染や伝染の鎖を断ち切ることに役立つかもしれない、と望んでいる」と述べている。

 

現在、「Regeneron」の抗体(casirivimabとimdevimabのカクテル)、および「Eli Lilly」の単一抗体(bamlanivimab)は、すでに食品医薬品局から緊急許可を受けているという。

 

これらは、65歳以上の入院していない患者、および重篤な病気のリスクが高い患者が入院しないようにするために、感染の初期段階で使用することを目的としている。

 

また抗体カクテルは診断から数日以内に投与する必要があり、中等から重度の症状のある人のみが対象とされているそうだ。

 

米食品医薬品局(FDA)は、「Eli Lilly」と「Regeneron」の両方からの先週の開発をレビューして、これらの薬を新しい目的と新しい形で市場に出すことができるかどうかを判断する必要があるという。(了)

 

出典元:ABC News:New antibody therapies may cut deaths, reduce exposure to COVID-19, data shows(1/28)

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