トルコの遺跡から化粧品を発見、2000年前のローマ人が使用
トルコの遺跡から、大昔の女性が使っていた化粧品などが発見された。
チークやアイシャドウの顔料
それらが見つかったのは、トルコ西部の古代都市「アイザノイ(Aizanoi)」の遺跡とされている。
研究者たちは、香水や宝飾品、化粧品などを販売していた2000年前の店の跡を発見したという。
そこからは、女性が使うヘアピンやネックレス、またチークやアイシャドウに似た、化粧用の顔料も発見されたそうだ。
ローマ時代の女性が使用
トルコのDumlupinar大学の考古学者で、今回の発掘調査の責任者であるゴカン・コスクン氏は、それらの化粧品が、ローマ時代の女性が使用していたものであることを確認したという。
その店の遺跡では、大量のカキ殻も発見。実は、ローマ帝国では、チークやアイシャドウのような化粧道具は、しばしばカキ殻の中に入れて使われていたそうだ。
発見された化粧用の顔料は、主に赤とピンクだったが、他にもさまざまな色合いがあったという。
「アイザノイ」の遺跡には、紀元前3000年までさかのぼる、いくつかの集落が存在したことが判明しており、紀元前133年にはローマ帝国に占領されたと考えられている。(了)
出典元:METRO:Ball found in 2,000-year-old shop ruins shows Romans loved hot pink eyeshadow(10/5)
出典元:MailOnline:Archeologists unearth 2,000-year-old ancient Roman makeup in Turkey that is similar to blush and eyeshadow used today – and it is still intact(10/4)