巨大なジャガイモかと思いきや中身はホテル!米国のユニークな施設が話題に
巨大なジャガイモのような見た目でありながら中身はホテルという、米国のユニークな建物が話題となっている。
総重量は6トン、ホテルに変身した巨大ジャガイモ
話題となっているのは、米国アイダホ州ボイスに位置するその名も「Big Idaho Potato Hotel」。
ジャガイモのような外観が特徴的なこのホテルは、総重量は6トン。コンクリートに加えスチールや石膏といった材質で出来ているという。
一方、こちらは元々はアイダホ州のじゃがいも生産者を代表する「Idaho Potato Commission」の75周年に際し、その宣伝のため制作されたとのこと。それから数年間にわたり、米国全土をトラックに引かれて移動してきたという。
しかし元々1年間の宣伝活動に利用されることを想定していた“ジャガイモ”は、今年になり僅かに小さなサイズのものへと世代交代。
そのため古いものを現在のホテルのオーナーであり、Idaho Potato Commissionのスポークスウーマンを務めていたKristie Wolfeさんが引き取ってホテルへと改修したという。
気になるジャガイモ・ホテルの中とは?
それではこの“ジャガイモ・ホテル”の中は、どのようになっているのだろうか。
一見して居心地が良さそうには見えないホテルの外観に反し、その中はシンプルでありながらモダンな内装となっているのが特徴だ。
またクイーンサイズのベッドに椅子、小さなトイレ・バス、さらには暖炉まで設置されており、広くはない空間ながらに快適な滞在を楽しむことが出来そうだ。
総面積33平方フィート(約3平方メートル)のこじんまりとした空間には、最大2人の宿泊が可能となっている。
オーナーのKristie Wolfeさんによると、ホテルはカップル用にデザインされているとのことだ。
また窓は設置されていないものの、400エーカーにも及ぶという広大な農場の中に設置されたホテルではオワイヒー山の景観を楽しむことが出来、自然を感じたい人にももってこいとなっている。
ホテルの予約はAirbnbから!
「Big Idaho Potato Hotel」は、宿泊施設貸し出しを行うウェブサイト「Airbnb」上での予約が可能で、一泊のお値段は約200ドル(約2万2000円)。
さらに宿泊料金に加え、宿泊者は税と手数料のため追加で42ドル(約4600円)を支払わなければならないという。
またホテルの営業開始は今月からとなっているものの、今月分の空きは既にないとのこと。6月分も既に埋まりつつあるとのことなので、気になる人は早めに予約をしたそうが良さそうだ。
ただこの反響には、オーナーのWolfeさんは少々驚いている模様。
Airbnb上で他の宿泊施設を貸し出すWolfeさんは、「Big Idaho Potato Hotel」については他の宿泊施設と比較し、予約が入りにくいことを予想していたという。
また宣伝用の“ジャガイモ”をホテルへと改装した自らのアイデアが、“ジャガイモに取り憑かれている”ものであったことに言及しつつ、「どんなアイデアであろうと、変過ぎるということはないというのが、私のアドバイス!」としている。
ちなみにWolfeさんはAirbnbにおいて“ツリーハウス”や“ホビットの穴”といった宿泊施設をも貸し出しており、興味がある方はそちらを覗いてみても良さそうだ。
宣伝用の巨大なジャガイモをホテルへと生まれ変わらせたWolfeさん。彼女が次はどんなユニークな宿泊施設建設に着手するのか、気になるところだ。(了)
出典:Boredpanda:This $200 A Night Potato Airbnb Is A Dream For Potato Lovers And A Nightmare For Claustrophobics
出典:Lonely Planet Travel News:Is this giant potato in Idaho the quirkiest staycation property on Airbnb?(4/26)