ロンドン・マラソンに出場した男性、1マイルごとにワインを飲みながら完走
イギリスでワイン販売店を運営するトム・ギルビーさんという男性が、先日開催されたロンドンマラソンに参加。1マイル(約1.6km)ごとに違ったワインを飲み、品種·産地·収穫年を当てるブラインドテイスティングを行いながら走った。
「馬鹿馬鹿しい挑戦をしたかった」
そもそもこんなことをした理由は何か? それについてギルビーさんは、海外メディアにこう話す。
「ロンドンマラソンに出場しても、52才の私が勝つ可能性はほぼない。それが現実だということに気がついたんです。そして、完全に馬鹿なことではありますが、それならできる限りバカバカしいことをやってやれ、と考えたんです」
彼は息子とその友人たちの助けを借り、ロンドンマラソンのコース上に25種類のワインを配置した。それらを、走りながら順番に飲み、銘柄を当てながら5時間を切る好タイムでフィニッシュ。25種類中完全正解だった銘柄は7つ、一部だけ正解だった銘柄は14だった。
マラソンとワインテイスティングの両立はキツかったようだ。最初の5杯のワインを難なく飲んだ彼は、「これなら大丈夫」と思ったそうだ。ところが中盤を過ぎると飲むのが辛くなったらしく、「15杯目は全くの恐怖だった」と言っている。下にあるのは彼が投稿した動画。
@tomgilbeywine AND WE’VE ONLY DONE A VIDEO … 26.2 miles 25 wines tasted blind 7 fully correct, 4 wrong & 14 mostly right Over £10k raised for @sobell.house Donation link still open in Bio …. BIG FAT THANK YOU #londonmarathon #marathon #blindtasting #tomgilbey ♬ original sound – Tom Gilbey
目的はホスピスへの募金
ギルビーさんは、ワイン·ガイとの異名を持つインフルエンサーでもある。今回のバカバカしいチャレンジの目的は、地元のSobell Houseホスピスへの寄付金集めだとのこと。そこにはギルビーさんの母親が入所している。
動画を見たフォロワーたちからは、「26種(正しくは25種)のワインを飲み、しかも5時間以下(サブ5)の記録を出したことに注目すべきだ」、「走りながら飲むのはそれだけで凄いことだが、当てた銘柄の数も凄い。私はソムリエとして彼に敬意を表する」といったコメントが寄せられている。(了)
出典元:Mirror:London Marathon contestant drinks glass of wine after each mile and reveals which one was a ‘horror’(4/23)