「ちょ、ちょっと飛ばさないで!」南極で撮影されたペンギンの動画がユニーク
ペンギンのちょっとユニークな反応を示した動画が、紹介されている。
南極大陸で撮影された映像
その映像が撮影されたのは南極大陸。動画には手前に1匹のペンギンが映っている。そのペンギンはやがてお尻を上げて用を足す。
糞(または尿)は後ろへピューっと飛んでいくが、やがてその先からもう一匹のペンギンが顔を表した。
そして顔に糞がかかったらしく、何度も首を振る仕草を繰り返した。
液体状の糞を遠くへ飛ばす
この映像を撮影したのは、写真家で探検ガイドをしている女性、Francoise Gervaisさんだ。カナダのケベック出身の彼女は、3カ月間も南極大陸で過ごしてきたという。
またここに映っていたのは、ジェンツーペンギンと呼ばれる種類。そもそもペンギンは自分の巣をきれいに保つため、液体状の糞をなるべく遠くへ飛ばす。
糞は衛生的にはよくないと思えるが、南極ではペンギンやアザラシの糞などが、コロニーから1000メートル以上に及ぶ範囲のコケ類や地衣類の群落の繁栄を支えているとの論文も発表されている。
論文によれば、それらの糞などによってトビムシやダニなどの莫大な数の微小生物の生命が維持されているという。
実際、排せつ物に覆われたエリアには、1平方メートル当たり数百万匹に上る微小な無脊椎動物が存在することも判明したそうだ。(了)
出典元:Caters Video:Penguin Accidentally Poops On Friend(1/30)
出典元:AFP:ペンギンやアザラシのふん、南極の生命繁栄の支えに 研究(2019/5/10)