空を覆い尽くすほど巨大に…月が近づいた場合を想定した動画が楽しい
もし遠く離れた月が、国際宇宙ステーションの軌道上を周ることになったらどうなるのか?
それをシミュレートしたユニークな動画が注目を集めている。
2013年に公開された映像、再び注目
そもそも月は、地球から約38万4400km離れた軌道を周回しているという。
しかし地球から420kmしか離れていない国際宇宙ステーション(ISS)の地点に月があったとしたら、月は地上から想像以上に大きく見えるそうだ。
それをシミュレートした動画が2013年に公開されているが、今回再びツイッターに投稿され、注目を集めることとなった。
If the moon were as close to the Earth as the International Space Station… 😲 pic.twitter.com/t6lbp0tkL4
— Steve Stewart-Williams (@SteveStuWill) May 18, 2020
その他にもさまざまな影響
無論、大きく見えるだけではない。もし月がISSの軌道上にあった場合、月の移動距離は短くなるため、なんと地球を90分で1周するという。
また動画でも分かるとおり、月は空の半分以上を覆ってしまう。そのため太陽光線を遮り、陽の当たり方も変えてしまう。
さらに月がこれだけ近いと、重力や潮の干満にも影響を及ぼす。実際地球は月よりも30万倍も引力が強いが、近づけば月の引力によって地球の重力も相殺され、月が上空に現れるたびに人々の体重も軽くなるそうだ。
ここまで接近すると、体重が軽くなる前に月と地球が衝突しそうだが、ちょっと面白い動画と言えるだろう。(了)
※下は2013年の動画
出典元:INDEPENDENT:Footage captures what the moon would look like if it was as close to Earth as it is to the International Space Station(5/28)