自分そっくりに作ったケーキを切り分ける動画が「痛すぎる」と話題に
今年に入ってから、海外SNSで、ちょっと変わったケーキ作りがトレンドになっている。果実や野菜、食器や家電品といった日常の品々、犬や鳥などに見た目がそっくりのケーキだ。
どうやら、様々な物をケーキでコピーするという流れができているらしい。そしてついに、自分の顔をコピーする人まで現れた。
スーパーリアルな顔ケーキ
アメリカ・テキサス州のケーキアーティスト・Natalie Sideserfさんが先月投稿した動画はショッキングだ。まず、彼女が作ったケーキが、彼女自身の顔に瓜二つ。しかも、それを、大きなナイフでスパスパ切り分けていく。頭が切られ、顔の半分が無くなり、鼻が削ぎ落とされ……
Sideserfさんは「Sideserf Cake Studio」というケーキ店を経営するプロのケーキ職人。美術学校で彫刻や彫塑を勉強したことがあるので、これほどリアルな顔が作れるそうだ。
作り方を解説した動画も公開されている(12分とやや長い)。最初に、重ねたスポンジケーキにバタークリームを塗りつけて頭の形を作り、さらにモデリングチョコレートをコーティングしてから顔の細部を作っている。(モデリングチョコレートは、チョコレートとコーンスターチを混ぜたもので、粘土のように細工できる)
リアルさがすごいけど痛い
Sideserfさんが自分そっくりのケーキを切っていく動画には、相反するコメントが集まっている。「これほどリアルなケーキが作れるとは凄い」「天才ケーキアーティストだ」といった賛辞が寄せられている一方、「見ていると心臓が痛くなる」「彼女がケーキを切る様子は不安を呼び起こす」といった感想もある。
Sideserfさん自身は、ネガティブなコメントに慣れているらしい。海外メディアの取材を受けてこんなことを言っている。
もし同じ反応が返ってきたとすれば、ある意味、それは退屈なことです。私のケーキが「好きだ」という意見も、「嫌いだ」という意見も、どちらもぜひ聞きたいと思うのです。
(了)
出典元:NDTV Food:Viral Selfie Cake Looks So Real That It Hurts When It Is Cut; Watch The Shocking Video(9/28)
出典元:Forbes:How Natalie Sideserf Creates Hyperrealistic Cakes That Are Trending Across Social Media(7/24)