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最先端の四足歩行ロボットに人力車を引かせる動画がユーモラス

最先端の四足歩行ロボットに人力車を引かせる動画がユーモラス
Twitter/Supriya Sahu IAS@supriyasahuias

観光地などで見かける人力車。「人力」という名の通り普通は人が引くものだが、未来社会ではどうなるか分からない。

 

最新技術の粋を集めた犬型ロボットに人力車を引かせるという、ちょっと面白い動画がツイッターに投稿され、再生回数を伸ばしている。

 

未来の人力車

 

動画の中では、アメリカの特殊効果エンジニアでありテレビ司会者としても知られるアダム・サヴェッジという人が、「Spot(スポット)」というロボットに、テストの一環として人力車を引かせている。

 

サヴェッジさんが、自作したレトロなデザインの人力車に乗り込み、「To the market!(市場へ!)」と声をかけると、四足ロボット「Spot」はトコトコと歩き出す。

 

 

この動画のオリジナルは、サヴェッジさん自身が今年2月に投稿した全長28分のYouTube動画。長いせいか、その時はあまり話題にならなかったが、Supriya Sahuさんというインド政府職員が一部を切り取り、「未来の人力車!」というコメントと共にツイッターに投稿したところ、注目を集めることになった。

 

現在の視聴回数は6万4000回を超え、「素晴らしい!」「これこそ未来だ」といった感想が多く寄せられている。その一方、ロボットが人力車夫の仕事を奪うことを懸念する声もある。

 

一般販売されている「Spot」

 

四足で歩行するロボット「Spot」は、アメリカのボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)社が開発したもので、周囲の状況をロボット自身が判断し、障害物を避けたり段差を乗り越えたりすることができる。

 

値段は7万4500ドル(約780万円)と高いが、一般販売されている。リースもできるようだ。上の動画に登場する「Spot」は、ボストン・ダイナミクス社がサヴェッジさんに貸し出したものだそう。

 

もちろん人力車を引かせてもいいのだが、現在の主な利用目的は産業現場などでの検査や点検作業だ。鹿島建設(株)では、すでに土木工事現場に「Spot」を導入している。(了)

 

出典元:NDTV:Video Of Robot Pulling A Rickshaw Goes Viral(10/20)

出典元:The Verge:Boston Dynamics’ Spot robot is surprisingly good at pulling a rickshaw(2/14)

出典元:Business Insider:ボストン・ダイナミクスのAIロボット犬、800万円でついに一般販売開始。アーム追加で用途広がる(7/3)

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