見事な技で、リモート授業をサボり続けた子供が天才すぎる
新型コロナが猛威を振るっていた頃、アメリカでは多くの学校がオンライン授業に移行した。その際に使われるWeb会議用アプリケーションの機能を利用して、何週間も先生を騙していた子供がいる。
その手口があまりにシンプルで素晴らしいので、この子は「天才だ」という声がSNSで上がっている。
シンプルな方法
その子は、Zoomによる授業が始まってから数週間もの間、先生から質問されることを完璧に回避したそうだ。そうするのに、プログラミングの知識も、ハッキングのテクニックも全く必要なかった。
ただ、自分の氏名を「再接続しています(Reconnecting)」と登録しただけ。
このワザを公表したのはその子本人ではなく、騙された先生の夫であるテレビショー司会者。彼、クリス・アーノルドさんは、ツイッターにこう投稿した。
「妻は学校の先生だが、Zoomの授業で生徒の一人が、妻からの質問を避けるために、自分の名前を『再接続しています』に変更していたんだ。数週間もそれを続けていた。その子は学力のことなんて気にしなくていい。すでに本物の天才だから」
子供の顔が映っていても、「再接続しています」と表示されていれば、どんな先生も「声は通じないだろう」と思い、質問はしないはずだ。
他にも子供の裏技が
この子は天才だ、というアーノルドさんの意見に、多くの人が賛成しているようだ。ただ、先生を騙したという点を心配してか、「この子の将来は明るいと喜ぶこともできるが、政治の世界に入るのではないかと不安でもある」とコメントする人もいる。
また、アーノルドさんの投稿をきっかけに、親たちが発見した子供の裏技がいろいろツイッター上に報告されたようだ。海外メディアにこんな書き込みが紹介されている。
うちの息子の友達は、コンピューターを見つめる自分の動画をループにして、プロフィール画像に設定しているそうだ。
子供達はチャットルームに他の子の名前で入室して、人の悪口を書き込んでいるよ。今じゃあ全員が同じ名前を使っているので、誰が悪口を言ってるのかまるで分からない。
去年の夏、ある生徒が(カメラオフ時に表示される)プロフィール画像を、顔の大写しの写真にした。背景にはその子の部屋の壁がわずかに写っていて、カメラがオンの時と区別がつかなかった。
(了)
出典元:Mirror:Schoolboy dubbed “bonafide genius” after he deceived teacher on Zoom for months(11/24)