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ソウルでゲイ・プライド・フェスティバル開催も、反対の声根強く

ソウルでゲイ・プライド・フェスティバル開催も、反対の声根強く

6月のゲイ・プライド月間を中心に、各地ではLGBTの祭典が開催されている。

 

性的少数派が抱える問題に光を当てる目的もあるが、自分自身のアイデンティティへの誇りを示したり、サポートや理解を表明したりする機会でもある。

 

東京でも5月のゴールデンウィークに合わせて、東京レインボー・プライドが開催された。

 

ソウルで大規模なゲイ・プライド・フェスティバル

 

お隣の韓国・ソウルでもゲイ・プライド・フェスティバルは、大きな規模で行われている。19回目を迎える今年は、7月14日に開催された。

 

 

写真を見る限りは、にぎやかで笑顔あふれるフェスティバルだったようだが、欧米メディアは、韓国が抱える問題を浮き彫りにするものだったと伝えている。

 

20万件を超える反対の署名

 

その記事によれば、韓国大統領府にゲイ・プライド・フェスティバル開催中止の請願書が投稿されたという。

 

陳述書では性的少数派を差別する意図はないとしている。会場となるソウル広場は、すべての市民に開放されているものだとしたうえで、反対の理由をわいせつで道徳的ではないからと説明している。

 

6月14日に投稿されたこの請願書に対して、21万件を超える署名が寄せられており、7月12日には、イギリスのメディアであるTelegraphが取り上げている。その後、さらに署名数は増え、現在は22万件近くにまで増えている。

 

Telegraphの記事には書かれていないが、参加者の服装が乱れていることや、アダルトグッズが販売されていたり性器をかたどった食べ物が売られていたりしたこと、そして飲酒や喫煙などが横行していることに、嘆願書の投稿者は怒っているそうだ。

 

性的思考にかかわらず、わいせつなイベントで市民が休息するスペースを汚してはいけないと訴えている。

 

「韓国社会ではまだ広く浸透していない」

 

米メディアFOXのレポーターであるMichael Konopasek氏は、「ここを訪れて分かったのは、LGBTは韓国社会では広く浸透していないということ。進歩はあるものの、人々(例えばこの政治家のような)は、まだ参加者を守るために顔にモザイクを入れないといけないと考えているようだ」と、投稿している。

 

警察の保護も手厚く

 

反対派は多いが、行政はしっかりと対応しているようだ。

 

ソウルを拠点に活動しているフリーランスジャーナリストのKurt Achin氏は、Twitterに会場の様子を投稿している。

 

1つはゲイ・プライド・パレード中に声を上げる反対派のクリスチャンたちの姿をとらえたもの。

 

 

もう1つは、プレキシガラスや多くの警察官によって、会場が守られていたことを報告するツイートだ。

 

 

反対派が多く訪れるのは、今年に限ったことではない。昨年にも多くの反対派が会場近くを訪れ、ホモセクシャルを「罪」であると訴えたり、「キリストの元に戻りなさい」と呼び掛けたりしていたという。

 

ゲイ・プライド・フェスティバルの参加者を守ったのは、2000人の警察官だ。

 

参加者からは「彼らがここにいたおかげで、安全だと感じられました。とても幸せです」との声も上がっていた。(了)

 

出典元:Telegraph:Over 210,000 sign petition against South Korean gay pride festival(7/12)
出典元:FirstPost:Thousands celebrate gay rights in Seoul pride parade amid protests by conservative Christians(2017/7/15)
出典元:韓国大統領府:대구 동성로/서울 시청광장 퀴어행사(동성애축제)개최를 반대합니다.」

アイキャッチ画像出典元:torbakhopper/Flickr

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