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ヒトラーを南米へ脱出させたと噂されたUボート、デンマーク沖で発見される

ヒトラーを南米へ脱出させたと噂されたUボート、デンマーク沖で発見される

ナチス・ドイツのヒトラーを密かに乗せて、南米へ運んだと噂されてきた潜水艦が、73年ぶりにデンマーク沖で発見された。

 

長大な航続距離を誇る最新鋭の潜水艦

 

今回、見つかったのはXXI型潜水艦の「U-3523」。これは当時としては最新鋭の潜水艦とされ、長い期間海を潜ることが可能で、ドイツから南米へもノンストップで航行可能だったという。

 

しかし1945年5月6日、イギリス軍の「B-24 Liberator(解放者)」という爆撃機によって沈められ、乗艦していた58名が死亡。その日に、当時占領されていたデンマークもナチス・ドイツから解放されたそうだ。

 

ただこれまで「U-3523」が沈められた場所は特定されていなかったため、ヒトラーがこの潜水艦に乗って南米へ逃げ延びたのでは、という噂が一部で囁かれていた。

 

デンマークの沖合、18キロ地点で発見

 

今回、デンマークにある「海戦博物館ユトランド」の研究者らは、潜水艦の場所の特定と引き揚げを行うプロジェクトを立ち上げ、調査を開始したという。

 

その結果、北部のSkagenという街の北、10海里(約18.5km)の沖合でこの「U-3523」を発見。当初、爆撃機が報告した場所よりも西へ9マイル(約14km)離れた地点に沈んでいたそうだ。

 

かねてから囁かれていた逃亡説

 

ヒトラーだけでなくナチスの高官らが敗戦直前に、Uボートで脱出し、また金塊を安全な場所へ移したのではないか、という噂はいくつも流されていた。

 

しかし「海戦博物館」の館長であるGert Normann Andersen氏によれば、当時ドイツ政府は最新式の潜水艦を118隻発注していたが、実際に投入されたのは2隻しかなかったという。

 

そのうちの1隻は現在も存在しており、ドイツのBremerhavenにあるドイツ海洋博物館に展示されているそうだ。

 

またこのような噂が存在するのは、当時ドイツ軍が長い航続距離を持つ、高い性能の潜水艦を有しており、それらが極秘任務にあたっていたからではないかと、推測している。

 

さらに「戦争が終わったにもかかわらず、『U-3523』がドイツから離れたので、ドイツから貴重な何かを持ち出したと噂が立った」と説明している。

 

今回、発見された「U-3523」は深さ123mの海底に埋まっているため、現在のところ引き揚げの計画はないという。

 

ヒトラー逃亡説に関してはさまざまな憶測が飛び交ってきたが、今回の発見でそれらの説は否定されたのかもしれない。(了)

 

 

出典元:METRO:Nazi submarine that ‘smuggled Hitler to South America’ discovered near Denmark(4/18)

出典元:INDEPENDENT:U-Boat rumoured to have helped Nazis escape to Argentina is discovered(4/19)

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