Facebook/North Davis Fire District

交通事故現場に到着した優しい消防士が、怖がる2才の女の子を落ち着かせるために意外なことをした。

追突された車に乗っていた少女

それは10月13日のこと。米国ユタ州デービス郡の消防署員であるHadleyさんとLloydさんの2人が事故現場に到着すると、負傷者はいなかったものの、２才のBraelynちゃんが、ショックと恐怖でパニックを起こしていたという。

Braelynちゃんを落ち着かせようとした2人の消防士は、その子がマニキュアの瓶を握りしめているのに気づき、自分たちにも「マニキュアを塗ってくれないか」と頼んだ。

消防士の爪にマニキュアを塗り始めたBraelynちゃんは、数分すると「たった今経験した事故のことを忘れ、落ち着きを取り戻した」という。

この顛末は、マニキュアを塗ってもらった2人の写真と共に、Facebookに投稿されている。

祖母に塗ってあげるマニキュア

Braelynちゃんがマニキュアの瓶を握っていたのには理由がある。母親のJocelyn Ferneliusさんは、後に海外メディアの取材を受けてこう話している。

あの日は車で祖母の家に行く途中で、娘は祖母にマニキュアをしてあげるのを楽しみにしていたんです。車の中でいくつかのマニキュアの瓶を握りしめていました。

Braelynちゃんにとって、誰かにマニキュアをしてあげるのは初めての経験だったそう。

ところが、乗った車が途中で追突された。小さな事故ではあったが、相手の（後ろの）ドライバーは動転していたようで、彼女の車に3度も追突して来た。Jocelynさんはその時のことを思い出してこう言う。

娘は泣き叫んでいました。私は妊娠中で、しかも娘が車の中にいたので、私自身も怖ろしさで気が変になりそうでした。

Braelynちゃんの手にあるマニキュアの瓶を見た Lloyd消防士は「なだめるのに使えると思った」と言う。Lloydさんがマニキュアされていると、それを見たAllen消防士も後から加わった。

いろいろある色のうち、彼女（Braelynちゃん）はピンクと紫を塗りたがっているようでしたね。僕にはピンクを、彼（Allenさん）には紫を塗りたがっていると、何となく分かりました。

おかげでBraelynちゃんは事故のショックから立ち直り、今では誰彼かまわずマニキュア塗りを大サービスしているらしい。（了）

出典元：Good New Network:Firefighters Soothe ‘Very Scared’ Little Girl By Asking Her to Paint Their Nails After She Was in a Car Crash(10/15)

出典元：Fox 13:Meet the little girl and fire fighters from heartwarming, viral ‘manicure’ photos(10/15)