【中間選挙】共和党大敗後のトランプ氏、敗因の1つがイラン戦争だと認める

アメリカの中間選挙では、民主党が歴史的な勝利を収め、連邦議会の上下両院で過半数の議席を獲得した。
イラン戦争について自らの判断を擁護
トランプ大統領は11月3日、共和党が中間選挙で大敗を喫したことを受け、激しく非難したり、言い訳をしたり、諦めたような様子を見せたという。
民主党の勝利後、初めて公の場で発言したトランプ大統領は、FOXニュースのインタビューで、結果に「少し驚いた」とし、「もっと良い結果を出せると思っていた」と述べた。
またトランプ氏は、SNSに「私は候補者ではなかったが、もし出馬していたら、共和党は地滑り的な勝利を収めていただろう!」とも投稿した。
さらにバンス副大統領が、共和党大敗の原因について、「明白にイラン戦争にある」とSNSに投稿したことについても、トランプ氏は「概ね正しいと思う。短期的にガソリン価格を少し押し上げたからだ」と述べた。
しかし同時に「長期的には、それ(イランとの戦争)が唯一の解決策なので、もう一度同じことをしなければならないだろう」とし、「イランに核兵器を持たせるわけにはいかない」とも語り、自らの決断を擁護した。
今回の共和党大敗を受け、フロリダ州のロン・デサンティス知事(共和党)は、「共和党にとって絶滅レベルの出来事に近い」と表現したという。
軍事支援の停止を主張するも…
そもそもイラン戦争は、イスラエル軍とアメリカ軍が共同で開始し、トランプ大統領が、イスラエルのネタニヤフ首相の説得に応じた形で、始まったと考えられている。
そのため今回の中間選挙でも、多くのアメリカ人が、イスラエルとの関係に対し、痛烈な批判を表明した。
トランプ氏でさえ、アメリカとイスラエルとの関係が政治的な重荷になっていることを認識しており、選挙当日の朝、イスラエルへの年間約40億ドルに上る軍事支援を、年末までに停止すると発言した。
しかし代わりに武器を売却するとも述べており、つまり実際にはほとんど変化がなく、資金提供は継続され、追跡がより困難になるだけとの見方もある。
親パレスチナ派の候補者が勝利
今回の中間選挙では、パレスチナ系アメリカ人を含む、親パレスチナ派の候補者が、下院議員選挙でも勝利を収めている
実際、来年1月には、ガザ地区で医療ミッションに参加した軍医や、イスラエルの戦争を批判するブログ記事を投稿したことで法律事務所を解雇された弁護士、ヨルダン川西岸地区でパレスチナ人のオリーブ収穫を手伝っていた際に、イスラエル軍に拘束されたユダヤ系議員らが、連邦議会に足を踏み入れることになるという。
またミシガン州では、民主党のアブドゥル・エル=サイード氏が選出され、イスラム教徒として初めて上院議員に選ばれた。
ミシガン州の選挙戦では、AIPAC(アメリカ・イスラエル公共問題委員会)がエル=サイード氏を落選させるために、4000万ドル以上を費やし、また彼に対する差別的な発言、イスラム嫌悪的な言説と偏見が飛び交ったという。
民主党が多数派となった連邦議会では、イスラエルへの武器禁輸措置から、暴力的な入植者や政治家への制裁に至るまで、様々な措置が推進される可能性がある。
ただし、トランプ大統領は拒否権を行使し、これらの措置を阻止すると考えられている。(了)
出典元:ABC News:Election 2026 live results: Trump defends Iran war after Vance blames it for GOP losses(11/5)
出典元:The Guardian:US midterm elections 2026 live: Democrats hope for more wins in tight races as Trump downplays his role in blue wave(11/4)


























