「ハイパーループ」が時速320キロを達成、チューブ内を走行する姿が迫力満点
チューブの中を高速で移動する夢の乗り物「ハイパーループ」。
現在アメリカ人の起業家、イーロン・マスク氏が中心となって開発が進められているが、28日にはポッド(乗り物)が高速で移動する場面がネットに投稿された。
時速320kmに達する様子をツイッターに
その動画を投稿したのはマスク氏本人。彼はスペースX本社の敷地内で行われたデザイン・コンテストにおいて、優勝したポッドが走行する様子をツイッターで紹介した。
その映像にはポッドが数秒間で時速320kmの速さに達し、高速でチューブ内を移動する様子が写っている。
Hyperloop pod run by team WARR pic.twitter.com/ntaMsoxkZE
— Elon Musk (@elonmusk) August 28, 2017
このポッドは「WARR Hyperloop」という名前で、作ったのはミュンヘン工科大学の30人の学生。ボディはカーボン・ファイバー製のため重量もわずか80kgしかなく、電動モーターで動くという。
東京から大阪までを約41分で移動
マスク氏の「ハイパーループ計画」では、ポッドが真空のチューブの中を時速800kmで移動し、144kmの道のりを12分弱で走り抜ける予定だとか。
それが実現すれば日本では東京から新大阪まで、わずか約41分で移動できることになるそうだ。
またドバイでは、すでに自国からアラブ首長国連邦へと通じる路線において、このハイパーループを設置する契約を取り交わしているという。
しかも今回のデザイン・コンテストではすでに時速320kmに達している。まだ目標には届かないのかもしれないが、もしかすると夢の新交通システムが登場するのも、そんなに先のことではないのかもしれない。(了)
出典元:METRO:Elon Musk shows off video of Hyperloop accelerating and it’s the most insane thing ever(8/29)