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「子猫を窒息させてみましょう」インドで実際に使われている教科書の内容に驚愕

「子猫を窒息させてみましょう」インドで実際に使われている教科書の内容に驚愕
Twitter/Lola Kuttiamma

少し信じられないような話だが、インドの教科書に子猫を窒息させる実験の記述があるとして、非難の声が寄せられている。

呼吸の重要性を伝える実験として

 

その教科書のタイトルは「Our Green World」。小学校4年生に地球環境やサイエンスの知識を教える内容とされている。

 

インド・メディアのIndian EXPRESSによれば、その教科書には「呼吸」の重要性を生徒に伝えるため、子猫を使った実験方法が具体的に書かれているという。

Twitter/Lola Kuttiamma

 

実際、教科書には次のように記述されているそうだ。

 

「生き物には呼吸をするため空気が必要です。どんな生き物も空気なしで数分間以上生きることはできません」

 

「そこで次のような実験をしてみます。2つの木製の箱を用意してください。1つの箱の蓋に穴を開けましょう。(1つには穴があき、もう1つには穴がない)それぞれの中に2匹の子猫を入れてください。それから箱を閉めてください」

 

そして結論として「しばらくして箱を開けてください。すると、どうなっていますか?穴の開いていない箱の中の子猫は、死んでしまいました」と書かれている。

Twitter/Lola Kuttiamma
Twitter/Lola Kuttiamma

ネットにも怒りのツイート

 

これを知った多くの人が、環境や自然保護の意識を育てる代わりに、間接的に生き物を殺すことを教えているとして非難。抗議の声が寄せられているという。

 

実際にネットでも、ツイッターユーザーのLola Kuttiammaさんは教科書の写真を投稿し、「この本が承認される前に、誰か検査をしなかったの?」ともコメント。

 

さらに彼女の投稿に対し、多くのツイートが寄せられた。

 

「これは寂しい。この教科書の作者は、書くのを禁止されるべきだ」

 

「このような実験を書いた人を、動物の代わりに箱に入れなければならない」

 

「マジで、一体何なの?」

 

この事態に対し教科書を出版した「Millennium Booksource Pvt」のDinesh Gupta部長は、Indian EXPRESSの電話取材に対し次のように述べている。

 

「私たちは通常編集作業を行いますが、当時私は個人的には、このセンテンスには気づきませんでした。もしその記述があるのなら、私たちは削除するでしょう。それはあってはなりません」と答えている。

以前も「多額の持参金」が問題に

 

インドでは近年、こうした教科書の質に関する問題が多く発生しているという。

 

実際にかつて7学年の教科書には、女性が醜かったり体にハンディキャップを抱えていたりした場合には、男性の家族は多額の持参金を要求しても良い、とする内容が書かれて大問題になったと言われている。

 

このような事態にならないよう、事前に多くの人がチェックし、皆で適切かどうかを判断する姿勢が大切なのだろう。

 

出展元:The Indian EXPRESS:Shocking! Social media outrage over Class IV textbook asking students to ‘kill kitten’ as experiment(2/7)

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