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ダライ・ラマがスマホのアプリを開設、中国では禁止されダウンロードできず

ダライ・ラマがスマホのアプリを開設、中国では禁止されダウンロードできず
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チベットの最高指導者であるダライ・ラマ14世が、iPhone向けアプリの提供を開始したとして話題となっている。

 

iPhone向けのアプリを開設

 

ダライ・ラマ法王庁は12月14日、ツイッター上でiPhone向けのアプリを開設したと発表した。

 

これはインドに亡命中のダライ・ラマを慕う人々に対し、教えや理念、動向を伝えるためのもので、彼に関するニュースや写真、動画などが配信されるという。

 

そしてこれらのコンテンツは法王庁を通して配信され、フォロワーはダライ・ラマのライブ動画まで見られるそうだ。

中国では利用が禁止される

 

しかしながらアップルの中国Appストアでは、このアプリの利用を禁止にし、ダウンロードできない状態にしたと言われている。

 

つまりこのことはダライ・ラマの動向を知りたいと願う、中国のチベット自治区に住む多くの信者がアクセス出来ない状態になることを示しているという。

 

もっともなぜこのような対応をしたのか、中国当局も説明しておらず、ダライ・ラマ本人からもコメントはない。

 

ただ中国はチベットを占拠し自国に組み入れて以来、住民らの抵抗運動を阻止し続け、常にダライ・ラマの発言に対しても神経をとがらせてきた。

以前はテクノロジーに対する警告も

 

もっともダライ・ラマはすでにツイッターのアカウントを持っており。世界中に1660万人以上のフォロワーがいると言われている。

 

しかし2014年には、新しいテクノロジーが多くのことを簡単にできるようにしたと評価しつつも、コンピューターやスマートフォンが私たちの生き方を規定してしまう恐れもあると警告していた。

 

そしてテクノロジーがなければ人類の未来はないとしながらも、人間が本来の感情を失い、機械化された存在にならないよう警告もしていたという。

 

時代の流れに逆らうのは難しいことだが、新しい技術によって人間の生活が急激に変化していくことへの危惧が、これらの発言の背後にあるのかもしれない。(了)

 

 

出典元:MailOnline:Dalai Lama launches iPhone app… but it’s blocked on Apple’s China app store so most Tibetans can’t access it(12/15)

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