比でタトゥーの入った魚が出現?捕獲した漁師により意外な真相が明らかに
フィリピンで先日、タトゥー(刺青)の入った魚が捕獲されたとしてネットで話題となったが、実際に釣り上げた漁師が真相を明かした。
●魚の体に複雑な模様が入っていた
その魚は24kgもあるマカジキとされ、ミンダナオ島北部の西ミサミス州にあるLopez Jaenaという街の沿岸で捕獲されたという。
しかもその魚の体には、王冠や盾、そして葉などが組み合わさった複雑な模様が入っており、本当のタトゥーが刻まれたかのように見えたそうだ。
港に集まった人々は珍しいとしてその魚を撮影。それが金曜日に投稿され、ネットなどでまたたく間に拡散されて話題となった。
●釣り上げた時には模様はなかった
しかし実際、この魚を釣り上げた漁師のZosimo Tanoさん(41)は、今週の月曜日にフィリピンのメディア「ABC CBN NEWS」の取材に応じ、真相を明らかにした。
Tanoさんによれば捕獲した時、このマカジキにはタトゥーのような模様は入っていなかったという。
そして魚についた模様は、普段彼が魚を包む時に使っていたTシャツのプリント柄がそのまま写ったものだ、と述べたそうだ。
Tanoさんは取材に対し「その魚にはタトゥーはありませんでした。私は魚を覆うのに使っていたシャツのプリントが魚の皮膚に埋め込まれるとは、全く思ってもみませんでした」と語っている。
その後、彼は取材陣に当時使っていたTシャツを見せ、魚の模様と全く同じであることを示したという。
またフィリピンの漁業水産資源局も今回の件について、魚のねばねばした皮膚と生地のプリントとの間で化学反応が起きたと説明しているそうだ。
そしてこれらの現象は、今後の研修課題にすべきだとしている。(了)
出展元:ABC CBN NEWS:A fisherman’s story: No ‘tattoo’ on fish caught in Misamis Occidental(5/9)