ロシア軍、捕虜にしたウクライナ兵を「人間の盾」に使用か、映像が浮上
ロシア軍の兵士が、捕虜にしたウクライナ兵士を「人間の盾」として使っていると見られる映像が公開されている。
ウクライナの捕虜を盾に銃を発砲
その映像はウクライナ軍の無人機によって撮影されたもので、その後「ラジオ・フリー・ヨーロッパ(RFE)」の記者らが、戦闘の場所を特定することができたという。
ただしウクライナ軍の要請により、詳しい情報は開示されておらず、撮影場所もウクライナ南部のザポリージャ州としか分かっていない。
映像には、ロシア兵の1人が、捕虜となったウクライナ兵を隠れ蓑にしながら、雑木林の脇の小道を歩いている様子が映っている。
そしてロシア兵は捕虜を盾にしながら、ライフルを発砲し、動画はウクライナ兵の捕虜が地面に倒れている場面で終わっている。
ロシア軍の部隊も特定
「RFE」によれば、映像に写っていたロシア兵は、第234航空強襲連隊(第76航空強襲師団の一部)に所属しているという。
実際、「RFE」は、ロシア軍の前線基地とされる場所に、その部隊が存在していることも確認したそうだ。
ウクライナの人権オンブズマン、Dmytro Lubinets氏は、もし捕虜がロシアによって戦場に強制的に送られていたことが確認されれば、それは「ジュネーブ条約への直接の違反」となるだろうと述べた。
またウクライナのザポリージャ州検察庁は、ウクライナ人捕虜を「人間の盾」としてロシア軍が使っている動画に関して、調査を開始したと発表している。(了)
出典元:RFE:Drone Footage Appears To Show Russian Soldiers Using Ukrainian POWs As Human Shields(12/14)
出典元:MailOnline:MailOnline:Drone footage shows Russian troops using Ukrainian POWs as HUMAN SHIELDS during gun battle – with one prisoner shot dead(12/14)