イスラエル軍がガザ南部のラファを攻撃、20人が死亡、55人が負傷
イスラエル軍は12月28日、ガザ地区南部のラファの町を攻撃し、数多くの死者が出ている。
避難した人々のいる住宅を完全に破壊
ガザ地区の保健当局によると、イスラエル軍によるラファへの空爆により、20人のパレスチナ人が死亡(21人との情報も)、55人が負傷したという。
空爆はラファにある「Kuwaiti病院」付近に対して行われ、避難していた人で溢れていた住宅が、完全に破壊されたそうだ。
その後、救急隊員などが瓦礫から埋まった人々を救助したが、幼い子供たちのグループや女性、男性が死亡したという。
At least 20 Palestinians killed after an Israeli air strike hit a crowded residential area in Rafah, which is home to many displaced Palestinians and a nearby hospital.
Al Jazeera’s Tareq Abu Azzoum reports from the scene ⤵️ pic.twitter.com/v3dw54JNRg
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 28, 2023
“She’s alive”
Locals and a civil defence work together to recover a baby alive from under the rubble of it’s home in Rafah pic.twitter.com/lrOsU05jGt
— TIMES OF GAZA (@Timesofgaza) December 28, 2023
またイスラエル軍は、ガザ地区中央部にあるアル・ザワイダの町へも攻撃。これにより住宅が火災に見舞われ、パレスチナ赤新月社は、子供を含む8人を移送したと発表している。
イスラエル軍の攻撃の中心はガザ地区中部に移っており、戦車などを進軍させると同時に、パレスチナ人に避難するよう命じているそうだ。
🚨The PRCS teams evacuate 8 casualties, 🚑including children, due to the Israeli targeting of a house in Al-Zawaida in the central #Gaza Strip, causing it to catch fire. 👇In this video, we witness horrifying scenes of a large fire, and ambulance teams working under ⚠️dangerous… pic.twitter.com/3FKW1936Os
— PRCS (@PalestineRCS) December 28, 2023
ヨルダン川西岸でも約83人の子供が殺害される
また国連児童基金(ユニセフ)は28日、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区で殺害された子供の数が「前例のない」レベルに達していると警告した。
ユニセフの声明によれば、ヨルダン川西岸地区では過去12週間で約83人の子供が殺害され、これは2022年全体で殺害された子供の数の2倍以上になるという。
また国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)も10月7日以降、占領下のヨルダン川西岸で約4785人のパレスチナ人が拘束され、300人が殺害されたと発表。
ヨルダン川西岸地区では急速に「人権が悪化」していると訴え、パレスチナ人に対する暴力を止めるようイスラエル当局に要請した。
ガザ地区の保健当局が28日に発表した内容によれば、10月7日以来、イスラエル軍の攻撃により、これまで2万1320人のパレスチナ人が死亡、5万5603人が負傷したという。(了)
出典元:Aljazeera:Israel-Hamas war live: Children among the dead as Israeli strike hits Rafah(12/28)
出典元:The Guardian:Israel-Gaza war live: Israeli military says it ‘regrets harm to civilians’ after dozens killed in refugee camp strike(12/28)