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イスラエル軍、ガザ地区中部の病院を包囲か、毎日殺される子供は100人以上

イスラエル軍、ガザ地区中部の病院を包囲か、毎日殺される子供は100人以上
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イスラエル軍は1月6日もガザ地区の中部や南部への攻撃を強化し、避難していたパレスチナ人が犠牲になっている。

 

病院にいた人々が、さらに南部へ避難

 

イスラエル軍は1月6日、ガザ地区中部にある町で空爆を行い、複数(詳細は明らかになっていない)のパレスチナ人が殺害されたという。

 

空爆による死者や負傷者は中部の町、デリ・エル・バラにあるアル・アクサ病院へ運ばれたそうだ。

 

 

またこの病院には多くのパレスチナ人が避難しており、彼らはイスラエル軍が施設を襲撃する可能性があると懸念し、すでに多くの人々が南部の都市、ラファに向かって避難を始めたという。

 

アルジャジーラの特派員、ハインド・クーダリー氏は、アル・アクサ病院から次のように報告している。

 

「誰もがラファへ去ろうとしています。なぜなら、北部の少なくとも2つの病院、アル・シファ病院とインドネシア病院に対して行ったのと同じように、イスラエル軍がアル・アクサ病院を包囲し、侵攻しようとしているのではないかと恐れているからです。誰もが怖がっており、誰もが地上侵攻を恐れています」

 

また南部の町、ハンユニスにある住宅にも、イスラエル軍の攻撃が行われ、7人が死亡。その中には、女性や子供も含まれていたそうだ。

 

「国境なき医師団」の医師によれば、ガザ地区で毎日殺害される子供の数は平均で、100人をはるかに超えているという。

 

「恣意的な査察で支援が妨げられている」

 

一方、パレスチナ赤新月社は1月6日、トラック46台分の人道支援物資を受け取ったと明らかにした。

 

エジプトの支援団体からのトラックは、南部のラファ国境検問所を通って、物資を運んできたそうだ。支援物資の中身は、水や食料、テント、医療品となっている。

 

しかしガザ地区には、まだ多くの支援物資が届けられておらず、アメリカの2人の上院議員は、人道支援の提供が「イスラエルの恣意的な査察体制」によって妨げられていると述べた。

 

米・民主党のクリス・ヴァン・ホーレン上院議員とジェフ・マークリー上院議員は1月6日、エジプトとガザの国境を訪問。そこの倉庫に、水質検査装置や医療品など、イスラエル当局によって禁止された、重要な支援物資が大量に積まれていたという。

 

しかも国境には、支援のためのトラックが、何百台も列を作って待機していたそうだ。

 

イスラエル各地で大規模な反政府デモ

 

イスラエル国内では1月5日、各地で前例のないほど大規模な反政府デモが行われ、数千人が声を上げたという。

 

デモの参加者は、ネタニヤフ政権が腐敗していると考え、「恥、恥、恥」と叫び、この政権の打倒を呼びかけたそうだ。

 

さらにガザ地区で拘束されている人質の解放や、ガザ地区での戦闘の終結を要求した。

 

 

しかしイスラエル人ジャーナリストのジョシュア・ライファー氏がエルサレムで撮影した動画には、イスラエルの警察が、抗議デモの参加者に対し暴力的に振る舞う様子が映っていた。(了)

 

 

出典元:Aljazeera:Israel war on Gaza live: Children dying ‘in every possible way’(1/6)

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