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「ガザでの戦闘は1年続くだろう」イスラエル国防軍の広報官が発言

「ガザでの戦闘は1年続くだろう」イスラエル国防軍の広報官が発言
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イスラエル国防軍は記者会見で、ガザ地区での戦闘が1年間続くとの見方を示した。

 

南部と中部の掃討で3カ月かかる

 

イスラエル国防軍(IDF)のダニエル・ハガリ報道官は会見で、現在、軍事作戦が集中しているガザ中部と南部は「テロリストが密集し、飽和状態であり、トンネルが分岐している地下都市になっている」と述べた。

 

そして「この地域を一掃するには3カ月かかり、(ガザ地区での)戦闘は2024年中続くだろう」との見方を示したという。

 

またハガリ氏は、ガザ北部で散発的な戦闘が行われ、そこからイスラエルに向けてロケット弾が発射されることが予想されるが、ハマスの過激派には「枠組みも指揮官もいない」と述べたそうだ。

 

「アルジャジーラ」の記者が死亡

 

ガザ地区では1月7日もイスラエル軍の攻撃が行われ、南部の都市、ラファでは空爆により2名のジャーナリスト、ムスタファ・トゥラヤ氏とハムザ・ダハドゥ氏が死亡した。

 

2人は「アルジャジーラ」の記者で、ハムザ・ダハドゥ氏は、「アルジャジーラ」のガザ特派員、ワエル・ダハドゥ氏の長男とされている。

 

「国境なき記者団」のアントワーヌ・バーナード氏は「アルジャジーラ」に対して、次のように語っている。

 

「車にロケット弾1発が落ち、イスラエル軍がアルジャジーラの記者の車を直接標的にしたようだ。もしこれが事実なら、ガザ地区のジャーナリストに対する新たな戦争犯罪に該当するだろう。これは大規模な虐殺であり、これを止めなければならない」

 

ガザ特派員ワエル・ダハドゥ氏は、昨年10月26日の空爆で妻、2人の子供、孫を亡くしており、先月のイスラエル軍の空爆で同僚も死亡、自身も負傷したという。下は息子の死を悼む、父親のワエルさんの様子。

 

「アルジャジーラ」が殺害を強く非難

 

「アルジャジーラ」は、2人のジャーナリストを殺害したイスラエル軍を強く非難。次のように述べた。

 

「彼らの殺害は、報道の自由の原則を破り、ジャーナリストとその家族に対する残忍な攻撃を継続し、彼らの任務遂行を思いとどまらせようとするイスラエル軍の決意を疑いなく示している」

 

さらにアルジャジーラは、国際刑事裁判所や各国政府、人権団体、国連に対し、イスラエルの凶悪な犯罪の責任を問うよう求め、「ジャーナリストの標的化と殺害の停止」を要求した。

 

ガザ地区の保健当局が1月7日に発表した統計によると、これまでイスラエル軍の攻撃により、2万2400人以上のパレスチナ人が死亡したという

 

しかもそのうち3分の2以上が女性と子供であり、さらに数千人が現在も瓦礫の下に埋もれ、数万人が負傷したそうだ。(了)

 

出典元:Aljazeera:Israel war on Gaza: Condemnation after Israel kills two journalists in Gaza(1/7)

出典元:The Guardian:Israel says Gaza fighting could last a year, amplifying fears of regional war(1/7)

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