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コオロギから食用の粉を作る会社、ついに販売許可を得る【イタリア】

コオロギから食用の粉を作る会社、ついに販売許可を得る【イタリア】
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コオロギから粉を作る会社が、イタリアで初めて、人間の食用として販売する許可を得たという。

 

今まではペットフード用にのみ販売

 

その会社とは、「ニュートリンセクト」社だ。同社では代替・持続可能なタンパク質源を確保するため、2020年以来、マルケ州中部の町モンテカッシアーノにある工場で、数百万匹のコオロギを飼育してきたという。

 

飼育されたコオロギは熱処理され、冷凍されて、粉末に粉砕。それらの粉は食品に加工できるのだが、これまで同社では、ペットフード用にのみ粉の販売を許可されていたそうだ。

 

しかし今回、イタリアで初めて、人間用の食材として粉の販売が許可されたという。

 

「ニュートリンセクト」社の最高経営責任者であるホセ・フランチェスコ・チアンニ氏は、「栄養豊富な粉をさまざまな食品に組み込むことができるようになり、食品の歴史に新たなページが開かれました」と語った。

 

イタリア政府が規制案を提出

 

EUは2023年初めに、コオロギやイナゴ、カブトムシの幼虫などの昆虫を、食用として販売することを承認。

 

しかしイタリアでは、パスタやピザなどの伝統的な料理があることから、このような昆虫の粉を食用に販売することに対して、イタリア政府が規制案を提出してきたという。

 

だが昨年末、イタリア政府は譲歩し、原産地を明確に記載することや、コオロギをパッケージに表示することなど、厳格な表示規則を設けて、販売を許可することになったそうだ。

 

タンパク質やビタミンが豊富に含まれる昆虫は、持続可能な栄養素の摂取方法としてますます注目されているという。

 

ヨーロッパにおける食用昆虫市場の規模は、2030年までに27億ユーロ(約4300億円)に達すると予測されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Yes, it is cricket: Italy gives go-ahead to insect flour for human use(1/31)

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