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イスラエル軍がガザ南部の病院を攻撃、医療スタッフや避難民を殺害

イスラエル軍がガザ南部の病院を攻撃、医療スタッフや避難民を殺害
X_PRCS

イスラエル軍はガザ地区南部のハンユニスにある病院を攻撃し、パレスチナ赤新月社(PRCS)の医療スタッフが殺害された。

 

南部の「アル・アマル病院」に攻撃

 

イスラエル軍は2月2日、ハンユニスにある「アル・アマル病院」に攻撃を加え、そこに避難していたパレスチナ人3人と、パレスチナ赤新月社の青少年・ボランティア部門の責任者であるヘダヤ・ハマド氏を殺害した。

 

パレスチナ赤新月社はSNSの「X」にも、その事実を投稿し、あらためてイスラエル軍の病院に対する攻撃を非難した。

 

 

パレスチナ赤新月社によれば、イスラエル軍が病院を包囲する中、過去12日間で職員3人を含む43人が死亡、153人が負傷したという。

 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も、「アル・アマル病院」での民間人とPRCS職員の殺害を非難。「X」において次のように述べている。

 

「ガザのハンユニスにあるアル・アマル病院の敷地内で、パレスチナRCSのスタッフを含む民間人が殺害されたという報道に、愕然としている」

 

破壊されつくした町

 

またイスラエル軍は2月3日、ハンユニスにある「ヨーロピアン病院」付近にも攻撃を加え、近くにあった燃料タンクが破壊され、破片が病院の建物に損害を与えたという。この攻撃により1人が死亡、6人が負傷した。

 

下は、ハンユニスの様子。

 

 

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こちらの動画は、破壊されつくしたガザ市の様子。

 

 

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イスラエルのギャラント国防大臣は、すでにガザ地区南部のハンユニスを完全制圧したとし、今後はさらに南のラファへ侵攻すると明らかにしている。

 

しかしラファはかつて国防大臣が「安全地帯」だと明言しており、そこにはすでに100万人のパレスチナ人が避難しているという。

 

米英が「フーシ派」の拠点を攻撃

 

一方、アメリカとイギリスは2月3日、共同で声明を発表。同盟国の支援を受けて、イエメン全土の13カ所、反政府勢力「フーシ派」の拠点36カ所を攻撃したと明らかにした。

 

 

「フーシ派」は現在、紅海を航行するイスラエル関連の船舶に攻撃を加えており、今回の米英の攻撃後も、「ガザ地区へのイスラエル軍の侵略が止まるまで、紅海での攻撃は継続されるだろう」と述べている。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Rafah’s displaced brace for Israeli offensive(2/2)

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza updates: Clashes in Gaza City after Israeli all-clear(2/3)

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