バンクシーの新作、公開から3日後に白いペンキが塗られてしまう
先日、バンクシーの新作がイギリス・ロンドンで見つかったが、その後何者かによって、作品に白いペンキが塗られてしまった。
緑の葉を模した作品
バンクシーの新作は3月17日に、ロンドン北部のイズリントン地区にある「フィンズベリー・パーク」で発見され、翌18日には本人がインスタグラムに写真を投稿し、自分のアート作品だと認めた。
そのアートは、葉のついていない木の背後にある建物に、緑を塗りつけたもので、傍らには噴霧器のようなものを持った人物が描かれていた。
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しかし3月20日には、作品に白いペンキが塗り付けられていたという。
すでに作品は保護フェンスで囲まれていたが、これを受けてイズリントン地区の議会は、監視カメラを設置し、作品を保護する他の方法を検討している、と明らかにした。
This is why we can’t have anything nice. #Banksy mural defaced after just 3 days. pic.twitter.com/HGt7NqzUnW
— Anna O’Neill (@Annareporting) March 20, 2024
パトロールも行っていた
区議会の報道官によれば、作品が出現した時、すぐに保護フェンスを設置し、パトロール要員を配備するなど、このアートを守り、訪問者を管理するために、一時的な措置を講じたという。
また誰もが作品を楽しめるようするため、建物の所有者と解決策について話し合っていたが、3月20日の朝には、緑の部分に白いペンキが塗られているのが発見された。
地元の住民らは、バンクシーの作品を歓迎しており、まだ白いペンキを塗りつけた人物は特定されていない。
区議会の報道官も「われわれはこの作品が存続することを強く望んでいます。これは本当に力強い作品で、私たちの地域社会や気候変動への緊急事態への取り組みにおいて、樹木が果たす重要な役割を浮き彫りにしています。この作品が汚されているのを見るのは、悲しいことです」と述べている。(了)
出典元:BBC London:Banksy’s urban tree artwork defaced with white paint(3/20)